初めて白髪が気になりだしてから、白髪染めをしようと思うのはどのようなタイミングなのでしょうか。
白髪が気になり始めてから、いつから白髪染めをしたらいいのか、あまり白髪染めはしたくないから少しでも先に延ばしていきたいと色々と考えてしまいます。
白髪染めを始めるベストなタイミングはそれぞれ違いがあり、このタイミングから、とはっきりあるわけではありませんが、検討するための目安になるポイントをご紹介します。
白髪はいつくらいから気になり始めるのか
初めて白髪を見つけるのは1本、2本なら年齢に関係なく見つけることはあります。
若い頃であれば特に気にすることはなく抜いてそのまま過ごすかもしれません。
しかし年齢が経つにつれて鏡を見て白髪を見つける機会が増えていくと、老化の始まりを感じてしまいます。
1本あっても気になる人もいれば、ある程度目立つようになっても気にしない人もいるので、気になるタイミングは同じとは限りませんが、気になってくると白髪染めなどケアをしていく方法を検討するようになります。
初めて白髪が気になりだすのは何歳からか
それでは白髪が気になるのは平均的に何歳くらいからなのでしょうか。
遺伝や生活環境によって個人差はありますが、白髪が目立ち始めるのは30歳代中半ばだと言われています。
このタイミングでは白髪を抜く、切るといった方法で対処していることも多いのではないでしょうか。
ただその方法では追いつかなくなるのが40代半ばぐらいで、初めて白髪染めを検討するタイミングにもなります。
白髪の女性はどう印象なのかまとめた記事もございますので、ぜひご覧ください。
初めて白髪が気になりだした理由はなにか
それでは白髪が気になった理由にはどのようなものがあるのでしょうか。
まず思い浮かぶのは忙しい毎日、ふと鏡をゆっくり見ると白髪が増えてなんとなく元気がないように感じ、ヘアアレンジをしたタイミングが1つです。
また、知人から後頭部にある白髪を指摘されたタイミングなどもあります。
自分の姿は毎日、それとなく鏡で見ているので、意外に変化には気付きにくくなります。
ただ、若い頃からの知人に久しぶりに会った時など、お互いに年齢が経っていることを実感することがあり、自分以外の人を意識し始めたタイミングが白髪を初めて検討きっかけとなる人も少なからずいるのではないでしょうか。
白髪が生えるのはどうしてか
白髪が生える理由は色々ありますが、まず考えられるのが老化かもしれません。
ただ白髪が生える理由には遺伝的なもの、食生活の偏り、睡眠不足、ストレスなど生活環境によるものもあります。
実は髪は元々、白い状態なのですが、そこにメラノサイトという色素細胞が入って色がつきます。
このメラノサイトは毛根で生成されて髪の中に入っていくのですが、老化、ストレス、食生活の偏りなどによりメラノサイトが作られていきにくくなると、元の白いままで生えてくるのでそれが白髪となります。
食生活や睡眠不足など生活環境を整えることで改善されていくものもありますが、老化や遺伝のような理由は中々、改善が難しいかもしれません。
食生活で白髪を予防する方法についてまとめた記事は以下にあります。
おしゃれ染めをしている人が白髪染めに変えるタイミングはいつか
白髪が目立つようになる前からおしゃれ染めをしている人もおり、髪を染めることに対してそれほど抵抗のない人もいます。
そういう人の中には白髪が目立ち始めた後でもそのままおしゃれ染めでいいと思う人もいるかもしれません。
しかし、「おしゃれ染め」と「白髪染め」が分かれているのは理由があります。
おしゃれ染めと白髪染めの決定的な違いは白髪を染められるかどうかにあります。
白髪を染めるためには色をしっかりと入れないといけないため暗めの色が多く、おしゃれ染めほど明るい色に染まることは期待できません。
また、おしゃれ染めでは白髪が上手く染まらないことが多いので、おしゃれ染めでも白髪が目立ってきたら白髪染めに変えるタイミングかもしれません。
詳しくは以下の記事をご覧ください。
白髪が目立ってきたタイミングの対処法
初めて白髪を見つけた時には抜いたり切ったりして対処する人が多いかもしれませんが、白髪が増えていくとそれでは追い付かなくなってきてしまいます。
白髪が目立ってきたタイミングではどのように対処するのがいいのでしょうか。
美容院で白髪染めをする
初めて白髪染めを買おうとドラッグストアに行くと、商品の数が多いことに驚きます。
また、パッケージの説明を見ただけでは大きな違いもわからず、どのようにして選べばいいのか悩むもの。
セルフで白髪染めをすれば美容院で白髪染めをすることに比べて費用はかなり抑えられますが、染め方を失敗してしまうととんでもない色に染まることや、髪がいちじるしく傷んでしまうこともあります。
初めて白髪染めをするタイミングもですが、セルフで白髪染めに慣れても定期的に美容院で調整することをオススメします。
セルフで白髪染めする
セルフで白髪染めをするメリットは費用が美容院で白髪染めをするより抑えられることができ、自分の都合のいい時間に白髪染めができることなどがあります。
昔に販売されていた白髪染めは慣れていないとキレイに染めるのが難しく、2種類の薬剤を混ぜる手間がかかるものが主流でしたが、現在ではワンプッシュで薬剤がでてそのまま使用できるものもあり、手軽に失敗なく染めることができるようになりました。
また、全体に染める必要がなく、白髪が目立つ一部分だけを染めたい人には開封後保管できるタイプの白髪染めも販売されています。
グレーヘアー(白髪)を楽しむ
白髪は年齢が経つと自然と生えてくるものなら、それを楽しんでいく人もいるのではないでしょうか。
以前なら白髪は染めるものと考える人も多くいましたが、現在ではグレーヘアーのままでおしゃれを楽しむ人も増えてきています。
ただグレーヘアーを楽しんでいる人全員が白髪染めをしていないわけではなく、日本人の場合、自然な白髪のままだと少しくすんだ感じになるので、紫で染めて鮮やかなグレーヘアーにしている人もいます。
初めて白髪が気になった時に白髪を目立たせないオススメの方法
初めて白髪染めをする前にまずは自然のままで白髪を目立たなくするにはどうしたらいいのか考えたタイミングにオススメの目立たなくする方法をご紹介します。
ハイライトを入れて白髪をぼかす方法
白髪染めで完全に染めてしまうわけでなく、白髪の多い部分に明るい色を筋状に染めることで白髪を目立たなくする方法です。
白髪をぼかすときの白髪染めは暗めの色で染めると白髪がはっきりしてしまうので明るめの色で染めるようにします。
グラデーションで染めるので染めてから生えてきた白髪も目立ちにくくなるので、それほど頻繁に染める必要もなく、明るめの色で筋状に染めるので全体的に明るめの印象になります。
白髪を抜くのか切るのか
初めて白髪を見つけた時につい白髪を抜いてしまう人がいます。
白髪を抜くと白髪が増えてしまうとも言われていますが、特に医学的な理由はなく、白髪を抜いているうちに白髪が増えていくタイミングと重なったために白髪が増えていると思ってしまようです。
ただ白髪を抜くと毛根を傷めてしまい、健康な髪が生えなくなるので白髪を見つけても抜くことはお勧めしません。
このような時は、根元から切ることをオススメします。
根元から切るのは面倒ですが、毛根を傷めることがないので、生え変わった時に黒髪が生えてくる可能性があり、弱い髪が生えてくる心配も軽減します。
ヘアカラートリートメント
ヘアカラートリートメントはトリートメントをしながら白髪を染めることが可能。
日常の洗髪でトリートメントと同じ方法で使用すると少しずつ白髪に色がつき、目立たなくすることができます。
またトリートメントなので髪が傷む心配も少ないです。
ただ、白髪染めのように一度でしっかりと染めることはできず、5回ほど続けて使用すると白髪が目立たなくなります。
そのため、急いで目立たなくしたい場合には不向きです。
気になる部分だけを染める
白髪は頭全体に均等に増えるわけでなく、頭の一定の場所にまとまって白髪が増えることがあります。
これは足の裏のツボを押さえると、体調の良くない個所が傷みでわかるというのと同じように、身体のどこかに調子が悪い所があって、そのサインとして部分的に白髪が増えているのかもしれません。
例えば、頭頂部に白髪が多い人は胃腸やストレスが原因、前髪に多い場合にはホルモンバランスが崩れている、腸の活動が鈍っているといった具合です。
このようにある一部だけ染めたい人のための商品も売られています。
部分染めは保存できるタイプの白髪染めだけでなく、出かける前に気付いた部分だけ色を塗って手軽に白髪を目立たなくできるものもあるので、一時的に隠したいときに便利です。
また気になる部分だけリタッチする方法は色々あるので、状況に合わせて自身に向いている方法を探してみてください。
初めて白髪染めをするタイミングで知っておきたい白髪染めの種類
白髪を切る、部分染めをすることでは白髪を目立たなくできなくなってきたタイミングで初めて白髪染めを検討し始めます。
一言で白髪染めといっても色々な種類があるので主なものをご紹介します。
白髪染め(ヘアカラー)
白髪染めは以前なら染める方法が難しく、色のバリエーションも少なくいのでおしゃれをしたい人には敬遠されましたが、今では色のバリエーションも増え、髪の傷みも防ぐことができる商品も多くあります。
しかし、ヘアカラーはジアミンという化学物質で髪のキューティクルを開いて、染料を入れて髪を染めるため、髪が傷んでしまいます。
また、化学物質が入っているためアレルギーを起こす人は使用できないことや、使用しているうちにアレルギーを起こしてしまうことがあります。
ヘアマニキュア
ヘアマニキュアはヘアカラーと違い、髪に染料を付着させて色を付ける商品なので、白髪染めほど髪が傷まずに使用できます。
染める方法は白髪染とはそれほど変わらないので、手間がはぶけますが、髪にツヤがでるので愛用している人は多くいます。
ただヘアマニキュアもアレルギーを起こす人がいるので、パッチテストは必ず行う必要がありますし、色を塗っているだけのようなものなので、ヘアカラーと比べて色もちは短くなります。
ヘナ
ヘナは古来、インドやイランで染料として使用していたヘンナからできた白髪染めで化学物質を避けたい人、アレルギー反応が出てしまう人に好評です。
天然の成分で髪を染めるだけでなく高いトリートメント効果もあるので、化学成分を気にする人だけでなく、注目する人が増えています。
天然の成分のため、色のバリエーションは多くない商品が多いですが、商品によってはカラーバリエーションが豊富なので、お洒落を楽しみたい人は幅広く商品を探してみましょう。
ヘナは天然の成分100%で販売されているものもありますが、化学物質が入ったヘナ商品もあるので、購入する時には注意が必要です。
また、天然の成分だけでできていてもアレルギーを起こす可能性はあるのでパッチテストをする必要もあります。
初めて白髪染めを購入する時の注意点
そろそろ白髪染めを買おうと思い、初めて購入するタイミングではどのようなことに注意して商品を選ぶといいのでしょうか。
色を選ぶ時の注意点
まず、初めてセルフで白髪染めを購入する時に色の見本を見て購入しますが、人の髪質によっては見本通りの色で染まるとは限りません。
白髪染めに慣れないうちは色ムラができたりもします。
色が期待通りでない時に自分で修正しようとするとよりひどい色に染まる上に髪が傷むので、もし、失敗した時には美容院で修正してもらうことをオススメします。
化学物質を確認する
白髪染めに入っている成分は今まで紹介してきたジアミンの他にも化学成分が入っており、どの成分に対して自身がアレルギー反応を起こすのかわかりません。
そのためにパッチテストが重要になりますし、成分の種類を確認する事が大切です。
アレルギー反応は時にはアナフィラキシーショックで呼吸困難を引き起こすこともあり、今まで使っていた白髪染めでもアレルギーが起こることがあります。
髪が傷みにくいかどうか
白髪染めで髪が傷まないようにするのは、簡単ではありません。
白髪染めにもかなり髪のケアにこだわった商品も多くありますが、それだけで髪が傷むのを最小限にするのは難しく、染めた後にトリートメントをし、髪を早めにしっかりと乾かすことも大切です。
髪が傷みにくいかどうかという点では、ヘナは天然成分であり、髪の修復を助ける働きもあるのでオススメです。
また、白髪染めのタイミングを遅らせる工夫も必要で、ヘアカラートリートメントで色もちを良くする、多少白髪が出てきてもわからないような染め方をするなど好みにあった方法を選んでいくことをオススメします。
まとめ
髪は顔の周りにありますから、白髪が出始めるとどうしても顔の印象が変わって見えてきてしまいます。
栄養のバランスを考える、睡眠とりストレスをなくしていくことで白髪を改善しようとしても、すぐに成果がでるものではありません。
初めて白髪染めを検討すると色々不安があるのも当然ですが、自身にとっていいタイミングを見つけたら美容院で相談をするなど少しずつ試していってはどうでしょうか。