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白髪染めとパーマは同時にできる?最適な順番とダメージを回避する方法

白髪染め パーマ

美容師として働いていると、よくお客様から「白髪染めとパーマを同時にしても問題ないですか?」または「どちらを先にすべきですか?」という質問を受けます。
確かに、美容室によっては同時施術を断ることもあるようですが、不可能という訳ではありません。
そこで今回は、白髪染めとパーマの施術を同時に受ける際の正しい順番やコツについて解説します。

「白髪染め」と「パーマ」の同時施術は可能!

結論から言うと、2つの施術を同時に行うことは可能です。
この段階で「え、美容室で断られたけど…」「片方は1週間後にって言われたけど…」と、疑問に思われる方も多いのではないでしょうか。
なぜ美容室によっては同時施術を受けてくれないのか、その理由はいくつかの条件によって「効果が長持ちする期間」や「毛髪ダメージの程度」に差が出るからなのです。

▼仕上がりに影響する条件

施術する範囲 全体/根元のリタッチのみ/毛先のみ
毛質や髪の健康状態 太くて色が濃い/乾燥している/うねりが強い
使用するカラー剤 アルカリ性/ヘアマニキュア/ヘナ

つまり、同時施術は可能ではあるものの、両方を全体に施すと薬剤の影響が重複するため、最初に行った方の効果が長持ちしないうえ、毛髪ダメージも倍増してしまうのです。

全体に併用する時の順番は「先にパーマからする」方が安全!

両方を全体に施すと、最初に行った方の効果が長持ちしない傾向があります。
実際、安全策として効果を優先したい方を後から行っている美容室も少なくありません。

▼優先度で選ぶ順番

白髪染めを優先したい人 パーマが先
パーマを優先したい人 白髪染めが先

ただし、下記のような理由から併用した場合の効果はパーマの方が薄れやすいのが実情です。

▼パーマを先にすべき理由

  • パーマの緩みよりも、色落ちの方が目立ってしまう
  • パーマには熱処理が必要なタイプと不要なタイプがあり、影響の度合いが違う

つまり、両方を全体に施したい方は「先にパーマをかけてから白髪染めをする」方がオススメなのです。

目的で選ぶ理想的な併用方法

同じ併用でも、希望する仕上がりは人によって千差万別。
「どちらも全体に!」という方もいれば、「白髪が気になるのは根元だけ!」という方もいるでしょう。
そこでここからは、目的で選ぶ理想的な併用方法についてご紹介します。

▼併用方法

  • 全体に併用する安全策
  • 範囲を分けるならどちらが先でもOK
  • パーマまたは縮毛矯正から行うべきケース

髪全体に併用する安全策

「両方とも髪全体にしたい!」という方は、前述した通り先にパーマをかけた方が安全です。
そのうえで、両方の効果を長持ちさせつつダメージを最小限に抑えるために、下記の方法も取り入れてみましょう。

▼全体に併用する時のコツ

  • 1週間ほどインターバルを空ける
  • ヘナやマニキュアなど、パーマと相性の良い白髪染めを使う

最もオススメなのはパーマをかけてから約1週間後に白髪染めをする方法ですが、二度手間になるのが難点。
「美容室に2回も出向くのが面倒…」「そこまで時間をかける余裕がない!」という方は、担当の美容師にパーマと相性の良い白髪染めをリクエストしてみましょう。
もしくはパーマだけを美容室でかけ、1週間後に自宅でセルフの白髪染めを使うのも1つの方法です。
ただし、自宅で市販品を使う際はパーマとの相性が悪いアルカリ系やケミカル系ではなく、ヘナなど悪影響を受けないカラー剤を選んで下さい。

範囲を分けるならどちらが先でもOK

最初に行った方の効果が薄れたり深刻なダメージを受けたりする理由は、髪の毛に両方の薬剤を塗布するから。
そこでオススメしたいのが、施術の範囲を分ける方法です。

▼範囲を分けて併用する方法

根元のリタッチだけ白髪を染める場合 毛先だけなど、リタッチ以外にパーマをかける
毛先だけパーマをかける場合 根元のリタッチだけ白髪染めをする

薬剤の影響が重複しないので、順番を問わず効果の持続性が保てるのはもちろん、毛髪ダメージが倍増する心配もありません。

根元のパーマまたは縮毛矯正との併用

下記のケースに当てはまる場合は、先にパーマまたは縮毛矯正の施術を受けてから白髪染めを行いましょう。

▼最後に白髪染めを行うべきケース

  • 根本のボリュームアップが目的のパーマ
  • 縮毛矯正を行った部位に、1,2剤タイプのカラー剤を同時に使う場合

上記のケースには、先に白髪を染めると後から行う施術の影響で退色 (たいしょく)作用が早まり、色持ちが長続きしないという共通点があります。

白髪染めの効果を優先したいならパーマが先

「同じ範囲」に併用した場合、最初に行った施術の効果がより早く薄れてしまうため、長持ちさせたい方を後から行うのが基本的なセオリーです。
だからと言って、効果が薄れる程度が同レベルという訳ではありません。
実際、パーマに比べると白髪染めの色落ちの方が目立ちやすいため、ほとんどの美容室では後から白髪を染めているのです。
ちなみにこの現象は熱処理するデジタルパーマだけでなく、緩やかなウェーブパーマにも当てはまります。
特に白髪染めの効果を長持ちさせたい方は、必ずパーマを先に行うべきなのです。

なぜ白髪染めの効果が薄れるのか?

そもそも、なぜ白髪染めの後にパーマをかけると色落ちが早まるのでしょうか。
その理由は、パーマ液にカラーの色落ちを加速させる薬剤が配合されているからなのです。

▼白髪染めに悪影響を与えるパーマの配合剤

過酸化水素 カラーを色落ちさせる退色 (たいしょく)作用がある
臭素酸ナトリウム カラーの退色作用が強い
アルカリ剤 キューティクルを開かせるため、数週間にわたってヘアカラー剤が抜け出しやすくなる

中でも厄介なのが、パーマ剤に必ず含まれているアルカリ剤です。
しっかりとパーマをかけるには、チオグリコール酸などの薬剤を髪の内部に浸透させるために、アルカリ剤によってキューティクルを開かなければなりません。
特筆すべきは、パーマ液には白髪染めよりも強力なアルカリ剤が含まれており、一度でも開かれたキューティクルは閉じるまでに数週間ほどかかる、という点でしょう。
つまり、白髪を染めた直後にパーマ剤を塗布すると、強力なアルカリ剤の影響でまだ定着していないカラー剤の流出が加速してしまうのです。

パーマの効果を優先したいなら白髪染めが先

「何よりパーマを長持ちさせたい!」という方は、先に白髪を染めた方が良いでしょう。
少数派ではあるものの、先にパーマをかけてしまうと後から塗布する白髪染めに配合されている薬剤の影響で、パーマの効きが緩くなることがあります。
とはいえ、一般的に推奨されている「パーマ→白髪染め」の順番でも、パーマの効果が薄れる程度は限定的です。
髪質や毛髪の健康状態によっても影響の度合いが違うため、担当の美容師さんに相談した方が良いでしょう。

なぜパーマの効果が薄れるのか?

なぜ「パーマ→白髪染め」の順番で行うとパーマの効きが緩くなってしまうか、その理由はカラー剤に含まれている薬剤が影響を与えるからです。

▼パーマに悪影響を与える白髪染めの配合剤

過酸化水素 濃度が高いとパーマの効きを阻害する
アルカリ剤 パーマ剤で新たに作られたシスチン結合が切断されやすくなる

特に市販の白髪染めには注意が必要です。
素人でもしっかり染められるよう、美容室よりも高い濃度の過酸化水素が配合されているタイプも少なくありません。

縮毛矯正は白髪染めが後

結論から言うと、どちらを先にしてもデメリットはあるものの、全体に併用したいなら縮毛矯正の施術を受けてから1~2週間後に白髪を染めるのが最も安全な方法です。
縮毛矯正は熱を使った施術ですが、この熱には先に行った白髪染めの色を変化させる働きがあるため、想定通りに仕上がらないことも珍しくありません。
特に1・2剤タイプの白髪染めと併用する場合は、狙った色味が正確に表現できるよう、縮毛矯正から先に行いましょう。

なぜ白髪染めの色落ちが早まるのか?

なぜ「縮毛矯正→白髪染め」の順番だと色落ちが加速するのでしょうか。
まずは、同じ範囲に縮毛矯正と1,2剤タイプの白髪染めを同時に行う場合のデメリットを比較してみましょう。

▼デメリットの比較

白髪染めを先にするデメリット 後からを縮毛矯正の薬剤を塗布すると、色落ちが早まる
縮毛矯正を先にするデメリット 後から白髪染めを塗布すると、矯正したクセが戻ってしまう

一見、両者のデメリットは同等のように思えるのになぜ白髪染めを後回しにすべきなのか、その理由は縮毛矯正に下記の性質があるからなのです。

▼先に縮毛矯正を行うべき理由

  • 縮毛矯正では120℃~180℃前後の熱を加えるが、髪のタンパク質は60℃前後で変質する
  • パーマと同じく、髪にダメージを与える薬剤が含まれている
  • 毛髪ダメージのムラが大きいほどクセが戻りやすくなる

縮毛矯正は高い熱を利用して髪の素材を操作するため、一度の施術でキューティクルがボロボロになってしまいます。
つまり、先に白髪を染めてしまうと、後から行う縮毛矯正によって開き切ったキューティクルから大量の染料が流失する、という仕組みになっているのです。

▼縮毛矯正と白髪染めを併用するコツ

  • 全体に併用する時は、「縮毛矯正→白髪染め」の順番が鉄則
  • 白髪染めトリートメント、ヘアマニキュア、ヘナなど傷まないタイプを選ぶ
  • 例外として、髪色が明るく根元が2cm以上伸びている場合のみ、根元の白髪を先に染めてもOK

併用するとダメージが倍増する理由とは?

毛髪ダメージが拡大する最大の原因は、両方に「アルカリ剤」と「過酸化水素」が含まれているからです。
アルカリ剤と過酸化水素は、美容業界で「毛髪の天敵」と呼ばれているほど大きなダメージを与える薬剤として知られています。
1度でも甚大な被害を与える薬剤を続けて2度も使えば、あっという間にキューティクルがボロボロになり、髪質がゴワゴワに変化したり切れ毛が増えたりと致命的なダメージは避けられません。
中でも、デジタルパーマや縮毛矯正といった「熱を利用した施術」と「白髪染め」を併用すると、深刻な毛髪ダメージを被ってしまいます。

パーマと相性が良い白髪染め

「同時にしたいけど痛むのはイヤ!」という方にとっては、施術範囲を分けるのが最も簡単な解決策です。
一方、髪全体または同じ範囲に併用したい方は、パーマと相性の良いダメージレスな白髪染めを選びましょう。
「ヘナ」や「マニキュア」であれば、髪の毛へのダメージがパーマの分だけで済みます。

「ヘナ」のメリット・デメリット

一番のオススメは、デトックス効果を併せ持つ「ヘナ」です。
市場に出始めた当初は「染色効果が弱い」と指摘されていましたが、品質の高い原材料を使用したヘナも登場しており、重ね塗りによって白髪でも十分に染まる商品が増えています。
植物性ならではの安全性に定評があるうえ、下記のようなメリットも人気を集めている理由です。

▼ヘナで白髪を染めるメリット

  • 頭皮や髪から「パーマ液の毒性」を取り除いてくれる
  • 毛穴や血中に浸透しそうなパーマ液まで取り除き、頭皮をスッキリさせる
  • 毛髪を傷める「アルカリ剤」や「過酸化水素水」が含まれていない
  • 後から使っても、パーマの効果が落ちにくい

一方、デメリットとして下記の2点が挙げられます。

▼ヘナのデメリット

  • 明るいカラーには不向き
  • 酸性なので、パーマのアルカリ性に中和されると効果が弱まりやすい

「ヘアマニキュア」のメリット・デメリット

次にオススメなのが、毛髪にも頭皮にも優しい「ヘアマニキュア」です。
アルカリ剤や過酸化水素水が含まれている白髪染めに比べると染毛力は劣るものの、下記のようなメリットから安心してパーマと併用することができます。

▼マニキュアのメリット

  • 頭皮に付けない分、敏感肌の方でも安心
  • 色の種類が多いので、地色に合わせやすい
  • 毛髪を傷める成分が配合されていないので、ダメージが気になる人におすすめ

一方、デメリットとして下記の3点が挙げられます。

▼マニキュアのデメリット

  • 明るいカラーには不向き
  • 生え際が染まり難い
  • 皮膚やバスルームの床材につくと、落すのに苦労する

パーマと相性が悪い白髪染め

続いて、パーマとの併用を避けた方が良い白髪染めについてご紹介します。

アルカリカラー・酸性カラー

オススメできない最大の理由は、たんぱく質を破壊する成分が大量に含まれているからです。
染毛力だけで選ぶならアルカリカラーや酸性カラーが1番ですが、健康被害を受けては意味がありません。
特に女性は、単独の使用も避けた方が良いでしょう。

▼避けるべき理由

  • 染料だけでなく、材料の全てが石油合成の化学物質
  • 発がん性、および不妊の原因になる成分が配合されている

ケミカル染料配合の小麦粉カラー・香草カラー・ケミカルへナ

こちらは、植物成分と化学染料を組み合わせているのが特徴です。
ネーミングの印象だけで「毛髪の健康に良さそう」と誤解されがちですが、決して安全性が高いとは言えません。
特にパーマの後は多少なりとも頭皮が薬剤の刺激で傷ついていますので、化学染料が体内に入りやすい状態なのです。

「白髪染め」と「パーマ」の併用ダメージを回避する方法!

最後に、同時に併用しつつ毛髪や頭皮へのダメージを回避する方法についてご紹介します。

白髪染めは生え際のリタッチのみにする

ほとんどの白髪染めやパーマ液には、短時間で効果を出すために「毛髪や頭皮にダメージを与える成分」が配合されています。
言い換えれば、毛髪や頭皮に負荷を与えるほど強い薬剤だからこそ、染毛力やパーマの効き目が高いのです。
だからと言って、全てのダメージを受け入れる必要はありません。
ポイントは、毛髪にダメージを与える成分を重複させないこと!
白髪が目立つ生え際はカラーを優先し、リタッチを避けてパーマをかけることでダメージの重複を簡単に避けることができます。
下記の記事にて白髪染めのリタッチについて書かれていますので、ぜひご覧ください。

ダメージレスな白髪染めを選ぶ

併用で髪が痛む最大の原因は、両方に含まれているアルカリ剤などがダブルで毛髪のたんぱく質を破壊しているから。
その点、ヘナやヘアマニキュアといったダメージレスな白髪染めを選べば、パーマ液による影響だけで済みます。
担当の美容師に「枝毛やゴワツキを避けたい」とリクエストすれば、アルカリ剤が配合されていない白髪染めを選んでくれるはずです。
下記の記事にて、髪のダメージを抑えられる白髪染めについて書かれています。
是非ご覧ください。

白髪染め専用のカラートリートメントを使う

美容室でパーマの施術だけを受けた後、自宅で白髪染め用のカラートリートメントを使うのも賢い方法です。
アルカリ剤や過酸化水素水などが含まれているタイプに比べると効果は限定的ではあるものの、ヘナやヘアマニキュアと同様にほとんど毛髪にダメージを与えません。
むしろ、トリートメント効果で指通りが滑らかになったり、ゴワツキが改善したりとプラス効果まで得られます。
パーマの効果が定着するまで1週間ほど待ってから、ベストタイミングで使えるのも白髪染めトリートメントならではの魅力です。

まとめ

白髪染めとパーマは、1週間ほどインターバルを空けるのが最も理想的な併用方法です。
ただし、正しい順番を守りつつ施術範囲に合わせた工夫を取り入れるなら、同時に行っても問題はありません。
本記事でご紹介したコツを参考に、ぜひ同時併用に挑戦してみて下さい。

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