白髪染めと普通のヘアカラーの違いを美容師が解説!選び方のポイントも紹介!

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「白髪染めとファッションカラーは何が違うの?」「白髪を染めるのにファッションカラーを使うのはアリ?」と疑問に思う人もいるのではないでしょうか。
この記事では、白髪染めとファッションカラーの違いやそれぞれのメリット・デメリットを詳しく説明していきます。

  1. 白髪染めとファッションカラーの違いは?
    1. 染料にブラウンカラーが多く入っている
    2. カラー剤の強力さが違う
    3. 塗り方が違う
    4. 髪や頭皮へのダメージは明るさによって変わる
  2. 白髪染めとファッションカラーのメリット・デメリット
    1. 白髪染めのメリット
      1. 染まりにくい白髪をしっかり染める
      2. 色持ちが良い
    2. 白髪染めのデメリット
      1. ファッションカラーより明るく染まらない
      2. カラーバリエーションが少ない
      3. 髪へのダメージが大きい
    3. ファッションカラーのメリット
      1. 髪色を自由に変えられる
      2. 白髪染めよりダメージが少ない
    4. ファッションカラーのデメリット
      1. 白髪をしっかり染めるパワーがない
      2. 色を明るくするにつれてダメージが大きくなる
  3. 白髪染めかファッションカラーか迷ったら?
    1. 白髪の量が多いなら白髪染めを使用する
    2. 白髪の量が2、3割ならファッションカラーでも良い
      1. 白髪が目立ちにくいカラーリング方法もある
        1. 白髪ぼかしハイライト
        2. グラデーションカラー
  4. 白髪染めとファッションカラーを混ぜて使うのはアリ?
    1. 成分的には混ぜても問題ない
    2. 白髪染め単体よりしっかり染まらない
    3. 混ぜるのは素人には難しい
  5. 白髪を染めた後のヘアケアでダメージを軽減・補修
    1. 薬剤はしっかり洗い落とす
    2. シャンプーで髪に付着したカラー剤を洗い流す
    3. トリートメントでキューティクルをしっかり保護
  6. 髪や頭皮へのダメージが少ない白髪染め
    1. 木木と
    2. 利尻 カラートリートメント
    3. ルプルプ エッセンス カラートリートメント
  7. まとめ

白髪染めとファッションカラーの違いは?

白髪染めとファッションカラーは髪を染めるという点では同じでも、成分や用途、塗り方は全く異なります。
それぞれの違いを知り、どちらで染めるべきか検討しましょう。

染料にブラウンカラーが多く入っている

白髪染めは白髪と黒髪の差をなくすためブラウンカラーが濃く配合されています。
そのため基本的には暗いトーンに仕上がります。
対してファッションカラーは元々の髪色をベースにするため、ブラウンカラーは少なくなっています。

カラー剤の強力さが違う

染毛力の強い成分として「ジアミン」「アルカリ」「過酸化水素」が挙げられます。
ジアミンは髪に色をつける力が強いので白髪染めに多く含まれています。
キューティクルをこじあける役割をもつアルカリと染料を髪に定着させる過酸化水素は濃度が上がるほど頭皮や髪のダメージになりやすいですが、染まりにくい白髪にしっかり染料を入れて白髪を元の髪色と合わせるため、ファッションカラーより白髪染めの方が高い濃度で配合されています。

塗り方が違う

白髪は根元から生えており、染まりにくいという特徴があります。
そのため、白髪染めは頭皮からしっかりと塗布します。
地肌に染料が直接触れる白髪染めは根元や短い毛もしっかり染まりますが、ダメージも大きくなります。

髪や頭皮へのダメージは明るさによって変わる

白髪染めでもファッションカラーでも、染める色が明るいほど髪や頭皮へのダメージが大きくなります。
これはカラー剤に含まれるアルカリが明るく染めるものほど多く配合されるためです。
特にファッションカラーなどはハイトーンになるほどアルカリが強くなり髪や頭皮に大きなダメージを与えます。
白髪染めはファッションカラーほど明るく染めることはできないので、ハイトーンによる傷みは基本的にありません。

白髪染めとファッションカラーのメリット・デメリット

白髪染めとファッションカラーのメリットとデメリット 画像
白髪染めとファッションカラーはそれぞれ異なる特徴があります。
メリットとデメリットに分けて紹介します。

白髪染めのメリット

白髪染めのメリットとしては主に以下の2つが挙げられます。

染まりにくい白髪をしっかり染める

白髪は元の髪よりも硬く、ハリがあるのでファッションカラーでは染まりにくいですが、ファッションカラーよりも染めるパワーが強い白髪染めなら染料の入りにくい白髪もしっかり染めることができます。

色持ちが良い

白髪染めはファッションカラーより染色力が強く色持ちが良いです。
染料のブラウンが濃いおかげで白髪をしっかり染めることができ、暗いカラーを長持ちさせることができます。

白髪染めのデメリット

白髪染めのデメリットとして挙げられるのは以下の3点です。
成分や特徴の視点から説明していきます。

ファッションカラーより明るく染まらない

前述したとおり、染料にブラウンカラーが多く入っている白髪染めはファッションカラーのように明るく染めることはできません。
また、ブラウンが濃いので一度塗布するとその後明るい色にしたくても明るくすることは難しいので注意が必要です。

カラーバリエーションが少ない

染料に入っているブラウンカラーが濃いので、カラーバリエーションも暗いトーンが多くなってしまいます。
鮮やかなカラーや明るい色味は白髪染めだけで仕上げるのが難しいので注意しましょう。

髪へのダメージが大きい

白髪染めに含まれるアルカリ濃度や過酸化水素濃度はファッションカラーよりも高く、髪や頭皮が傷む原因になります。
また、地肌に塗布した染料は一度洗い流しただけでは全て落ちず、残った薬剤のせいでダメージが蓄積されていきます。

ファッションカラーのメリット

ファッションカラーのメリットは以下の2点です。

髪色を自由に変えられる

ファッションカラーは白髪染めと比べて染料に濃いブラウンカラーが入っていないので、明るい色から暗めの色、透明感のある色などカラーバリエーションが多いです。

白髪染めよりダメージが少ない

カラー剤に含まれるアルカリ濃度や過酸化水素濃度が白髪染めより低いので、髪へのダメージが白髪染めに比べて少ないです。
過酸化水素は白髪を増やす原因になるためなるべく避けることをおすすめします。
詳細は以下の記事をご覧ください。

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ファッションカラーのデメリット

ファッションカラーのデメリットは以下の2点です。
髪色を自由に楽しめるファッションカラーですが、白髪を染めたい人にとってはデメリットになるポイントもあります。

白髪をしっかり染めるパワーがない

染料のパワーは白髪染めより劣るので、白髪をしっかり染められません。
ファッションカラーで染まり切らなかった白髪は浮いて目立ちやすくなってしまいます。

色を明るくするにつれてダメージが大きくなる

自由自在なカラーバリエーションが魅力のファッションカラーですが、明るく染めようとすればするほど薬剤の力が強くなるので髪へのダメージが大きくなります。
髪が傷むことによって白髪が増える原因にもなりますので注意しましょう。

白髪染めかファッションカラーか迷ったら?

白髪染めかファッションカラー 迷ったら 画像
白髪染めとファッションカラーのどちらを使うべきか迷ったら「白髪の量」を基準に考えてみましょう。
他にも「仕上げたい色のイメージ」や「色持ち」も参考にしてみてください。

白髪の量が多いなら白髪染めを使用する

全体的に白髪の量が多いと感じたら白髪染めを使用しましょう。
ファッションカラーでは白髪に染料が入りきらず染まらない可能性があり、白髪が全体的に多い場合、染まり切らなかった白髪がかなり目立ってしまいます。

白髪の量が2、3割ならファッションカラーでも良い

白髪の量がそこまで多くない場合は、仕上げたいカラーなどを優先基準として、ファッションカラーを使用しても良いでしょう。
白髪染めを使ってしまうと後に明るく染めたいときに染まりにくくなることもあるので、今後明るい髪色に染めることを検討している人はまずファッションカラーを使用して様子をみるのもおすすめです。

白髪が目立ちにくいカラーリング方法もある

白髪染めやファッションカラーのカラー剤の種類以外にも、カラーリングの仕方でも白髪を目立ちにくくすることができます。
以下で紹介しているカラーリング方法は、カラー頻度を軽減させたり、白髪を馴染ませてぼやけさせることができるなどのメリットがあるので、参考にしてみてください。

白髪ぼかしハイライト

白髪染めでも明るく仕上げたい人や、染め直す頻度を減らしたい人には「白髪ぼかしハイライト」がおすすめです。
細かなブリーチを入れて白髪と他の髪色との境界をぼかすことができるので、カラートーンの幅を増やしたり、白髪染めの頻度を減らすことにもつながります。
「白髪ぼかしハイライト」に関しての詳細はこちらの記事をご覧ください。

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グラデーションカラー

個性的なカラーリングに興味がある人には「グラデーションカラー」もおすすめです。
一般的なグラデーションカラーは、根元を暗い色にしているため、新しい髪が生えてきても目立ちにくくなります。
明るい髪色と白髪も馴染みやすく、白髪を目立ちにくくしてくれるでしょう。
「グラデーションカラー」に関しての詳細はこちらの記事をご覧ください。

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白髪染めとファッションカラーを混ぜて使うのはアリ?

白髪染めとファッションカラーを混ぜてもいいの? 画像
「白髪をしっかり染めたいけどダメージは減らしたい」「明るく染めたいけど白髪は隠したい」という場合に白髪染めとファッションカラーを混ぜても問題ないかを解説していきます。

成分的には混ぜても問題ない

白髪染めとファッションカラーに含まれる成分は基本的に同じなので、混ぜ合わせて使用しても問題はありません。
実際に二つのカラー剤を混ぜ合わせて髪を染めている美容室もあります。
調合によっては白髪のカバーとファッションカラーの明るさをキレイに実現した仕上がりになります。

白髪染め単体よりしっかり染まらない

白髪染めとファッションカラーを混ぜると、白髪はぼかす程度に染まっていきます。
白髪染め単体よりも薬剤のパワーが強くないので、しっかりと染まり切らず元の髪色に馴染まない場合もあります。

混ぜるのは素人には難しい

白髪染めとファッションカラーを混ぜ合わせるのは、下手に行うと髪や頭皮へのダメージにつながることもあります。
そのためセルフではあまりおすすめしません。

白髪を染めた後のヘアケアでダメージを軽減・補修

白髪染め後のヘアケア 画像
白髪染めによるダメージが気になるという人は、カラー後のヘアケアもしっかりと行いましょう。
しっかりとアフターケアを行うことで、髪質や頭皮環境の改善、色落ち防止にもつながります。

薬剤はしっかり洗い落とす

白髪染めした後は髪をしっかり洗って薬剤を落とすことが大切です。
髪や頭皮に残ったアルカリや過酸化水素は髪から抜けるまで数日かかり、その間ツンとした匂いが残ったり髪のパサつきを引き起こしたりします。
色落ちなどにもつながるため、染めた後はしっかり洗い流しましょう。
白髪染めの匂いにお悩みの人は以下の記事も参考にしてみてください。

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シャンプーで髪に付着したカラー剤を洗い流す

白髪染め後の髪はタンパク質が不足して乾燥したり、ダメージを受けてキューティクルが剥がれたりした状態になります。
保湿成分やキューティクルを保護するオイルが配合されたシャンプーを使うと傷みを軽減できます。
白髪染め後におすすめのシャンプーについてはこちらの記事をご覧ください。

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トリートメントでキューティクルをしっかり保護

白髪染め後にキューティクルが開いた状態だと入り込んだ染料が流れてすぐ色落ちしてしまいます。
また、薬剤により髪が傷んでキューティクルが剥がれてパサつくこともあります。
キューティクルを外側から保護するトリートメントやヘアオイルを使ってカラーとうるおいを逃さないようにしましょう。

髪や頭皮へのダメージが少ない白髪染め

白髪染めによるダメージが不安で染められないという方には、髪や頭皮へのリスクが少ない白髪染めがおすすめです。
トリートメントタイプや植物由来の成分でできたものなどで髪をケアしつつ、キレイに染めることができます。

木木と

ウィンライフ 木木と 画像

ヘナに含まれる有効成分「ローソニア」には髪から剥がれたキューティクルを接着させるようにコーティングしてくれるので、うるおいや美髪成分をしっかりと浸透させながら白髪を染めることができます。
カラーバリエーションも豊富で明るめのカラーがあるのもおすすめポイント。

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利尻 カラートリートメント

利尻 ヘアカラートリートメント 画像

ジアミン系の染料不使用で、天然由来の植物色素がやさしく髪を染めるカラートリートメントです。
天然利尻昆布をはじめとした美容成分が髪を傷ませずにツヤのある状態へと導いてくれます。

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ルプルプ エッセンス カラートリートメント

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海藻エキスで傷んだ髪を補修しながら、うるおいを与えて美髪に整えていきます。

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まとめ

白髪染めとファッションカラーの違いやそれぞれのメリット・デメリットについて説明してきました。
白髪をしっかり染めつつ、ダメージの軽減や明るいトーンに仕上げたい人は、この記事を参考におすすめの白髪染めをお試しください。

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