白髪染め情報サイト
について
現美容師である私が白髪染めでよくある悩みの解決案をまとめています。
また、ランキングでおすすめの商品を紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!
新着情報
白髪染めによくある悩み
長年にわたって美容師をしていると、お客様から白髪染めについて様々な悩みを相談されます。
世代や経験値、毛質や体質など人によって微妙に異なるのが白髪染めの悩みというモノ。
そこでここからは、ご自身のケースと比較しやすいように「初心者」と「経験者」に分けて、よくある白髪染めの悩みと解決策をご紹介します。
ご自身と合致している悩みがあったら、ぜひ参考にしてください。
どれくらいの頻度で白髪染めしなきゃいけないの?
まだ白髪染めに慣れていない方の多くは「適切なペースが分からない」という悩みを抱えています。
日本人の髪の毛は1日に0.4mm、1ヵ月に1cmほど伸びるのが平均的です。
この点を踏まえると、美容室で一般的な白髪染めを行う頻度の目安は下記の通りとなります。
▼白髪染めを行うペースの目安
- 30代前半:1ヵ月に1回、気になる箇所の部分染めのみ
- 30代後半~40代:1ヵ月に1回、リタッチと全体染めを交互に行う
- 50代、60代(白髪が少ない方):40代の方と同じ頻度
- 50代、60代(白髪が多い方):3〜4週間に1回のペースで全体を染めるのが理想的
ただし、白髪が目立つ程度は分量やコントラストに影響する地毛の濃さによって異なります。
白髪が多くても地毛が栗色なら目立ちませんし、量が少なくても地毛が真っ黒なら目立ってしまうので、臨機応変に対応しましょう。
白髪染めの頻度についてはこちらのページを参考にしてみてください。
種類がたくさんあるけどどれがいいの?
一昔前より選択肢が増えた分、「どれを選べば良いのか分からない」という悩みは多くの女性が抱えています。
自宅で手間をかけずに白髪を染めたい人には、カラートリートメントやカラーシャンプーが選ばれています。
長持ちさせたい人や特殊なカラーに染めたい人なら薬剤で脱色してから染める一般的な白髪染めが、健康志向の高い人にはオーガニック製品がオススメです。
オーガニックカラーという言葉を耳にしたことがある人もいると思いますが、オーガニック成分が1%でも含まれていれば、「オーガニックカラー」と呼称できてしまいます。
そのため、髪や体への負担が少ない製品を探す場合は注意が必要です。
白髪染めで明るい色にできる?
「しっかり白髪を染めつつオシャレも楽しみたい!」という女性からよく相談されるのが、「明るい色に染まるのか?」という悩みです。
明るい髪色にするためには、白髪以外の髪色をブリーチなどで脱色する必要があるため、白髪染めだけで明るい髪色に仕上げることは難しいです。
しかし最近では一部ハイライトを入れて白髪と黒髪のコントラストを少なくし、明るいトーンのファッションカラーで染める「白髪ぼかしハイライト」という手法で、明るい髪色を楽しむ人が増えてきています。
白髪染めを明るいカラーで楽しみたい人は以下の記事を参考にしてみてください。
白髪染め経験者の悩み
白髪染めをすでに経験しているがよく抱えている悩みをいくつか紹介します。
- お金がかかる
- 手間や時間がかかる
- 染めてもすぐに白髪が生えてくる
- セルフだと上手に染められない
お金がかかる
美容室では、全体の白髪染めをオーダーすると1万円ほど料金がかかってしまいます。
仮に部分染め(リタッチ)だとしても5000円ほどかかり、白髪染めを行うペースによって年間コストはかなりの金額です。
年代別の年間コストをご覧ください。
年代 | 内訳 | 年間コスト |
---|---|---|
30代前半 | 月1回のリタッチ | 60000 |
30後半〜40代 | フルカラーとリタッチを月1ペースで交互 | 90000 |
50代〜(比較的白髪が多い) | フルカラーを月1回以上 | 100000〜 |
これだけのコストがかかっているとなれば、白髪染めをしている人にとって深刻な問題だということがよくわかります。
少しでも美容院にかかるコストを軽減したいという人は、以下の「節約するコツ」を参考にしてみてください。
- 2回に1回はリタッチのみで対応
- 白髪が目立ちにくい白髪ぼかしハイライトやグラデーションカラーにする
- 日常的に使うシャンプーやトリートメントを白髪染め用に切り替える
手間や時間がかかる
手間や時間がかかるのは、白髪染めの普遍的な悩みと言っても過言ではありません。
特に働いている人や子育て中の30〜40代にとっては、大きなストレスになっている様です。
手間による負荷を軽減するのであれば美容室で白髪染めをしてもらうことをおすすめしますが、時間による負荷を軽減したい場合にはセルフでの白髪染めをおすすめします。
手間も時間もかけたくないという人には、シャンプー・トリートメントタイプの白髪染めを日常のバスタイムに取り入れると良いでしょう。
しかしトリートメントタイプは徐々に染まっていくタイプなので、白髪が染まるまでに期間がかかり、色落ちも早いので継続する必要があります。
染めてもすぐに白髪が生えてくる
40代女性に最も多かったのは「染めてもすぐに白髪が生えてくる」という悩みです。
成人女性の毛髪は1ヶ月で1cmほど伸びるため、生え際だけ白髪が密集しているように見えてしまいます。
▼生え際の白髪を目立たなくする方法
- 濃い色で染めるほど目立つので、明るめのカラーを選ぶ
- 伸びた分だけリタッチする
セルフだと上手に染められない
セルフの白髪染めでは、「ムラになってしまいキレイに仕上がらない」や「見えない箇所を染めるのが難しい」といった悩みをよく耳にします。
そういった人は以下の2点を意識してみてください。
- 満遍なく染まるようにブロッキングして白髪染めを塗布する
- 塗り終えた後はラップなどを巻き、軽く押さえてつける
これだけで「塗りそびれ」が軽減でき、仕上がりに違いが出てきます。
リタッチは根元と中間〜毛先の色を合わせる必要があります。
注意すべきポイントは以下の記事にまとめてあるのでぜひご覧ください。
白髪染めによって生じるリスク
白髪染めによる悩みはさまざまありますが、軽視できないのは「リスク」です。
よくある悩みで白髪染めをしていれば起こりうることだと思っていませんか?
しかしそのよくある症状が、実は危険なリスクを孕んでいるかもしれません。
匂いが残る
白髪染めによる「匂い残り」の原因は以下の2点が考えられます。
- 強い成分のカラー剤を使用している
- カラー剤を落としきれていない
アンモニアなどの配合量が多い白髪染めは強烈な刺激臭を放ち、中には頭痛や目まいを引き起こす人もいます。
ただでさえ白髪染めは根元からしっかり染り頭皮に薬剤がつくので、しっかりと洗い流す必要があるのです。
上記の悩みを解決するためには匂いが少ない白髪染めや白髪染め後のシャンプーに有効な成分が配合されているものを選びましょう。
髪の毛が傷む
ジアミンを含むポピュラーな白髪染めには、染毛力と持続性を高めるためにキューティクルを強制的に開かせる作用があります。
そのため髪へのダメージはとても大きく、アレルギー症状を引き起こす危険性もあります。
ヘアダメージやアレルギーなどのリスクを軽減したい人はノンジアミンのカラー剤を使用しましょう。
頭皮がかゆくなる
白髪染めの後に頭皮のかゆみがひどくなるというケースは多いです。
あらかじめパッチテストなどをしっかり行い、予防を怠らないように注意しましょう。
万が一使用中に症状がひどくなってしまった場合は、以下の対処法を参考にしてください。
- 白髪染めの使用を、直ちに中止する
- 患部をムリに擦らず、よく水で洗い流す
- 医療機関に受診する
詳しくは以下の記事にまとめているのでご覧ください。
知っておくべき白髪染めの危険性
気軽に楽しめるヘアカラーですが、危険性をはらんでいることも知っておく必要があります。
体質や使用方法によっては、深刻な障害を負ってしまうケースもありえます。
アレルギー症状の原因や悪化を引き起こしてしまう
カラー剤の皮膚障害の事例は、毎年報告されています。
特に人体の免疫システムが過剰反応するアレルギー症状の事例が多い傾向にあります。
ジアミンアレルギー
一般的な白髪染めにはジアミンという成分が含まれています。
「発色」や「色持ちを持続させる」効果を備えているため、大きなメリットをもたらします。
しかし、アレルギーを発症してしまうリスクがあり、一度発症してしまうと完治が難しいので注意が必要です。
白髪染めの危険性については以下の記事をご覧ください。
アトピー
アトピー性皮膚炎を悪化させるのも、ジアミン系(酸化染毛剤)の白髪染めが持つリスクです。
そもそもアトピー性皮膚炎とは、体質的にアレルギーを起こしやすい人や肌のバリア機能が低下している人が患う病気ですから、化学薬品の刺激によって悪影響を受けるのは当然と言えます。
アトピーがある人はできるだけジアミンが含まれていない白髪染めを使用しましょう。
白髪が増える原因になることがある
意外と知られていない事実ですが、白髪染めが白髪の増加につながっているケースもあるのです。
ジアミン系の白髪染めには活性酸素を発生させる作用があり、使用期間が長いほど体内に蓄積されています。
この活性酵素が白髪を増やす原因となってしまうのです。
ただし全て白髪染めがこのケースに当てはまるわけではないので、以下の記事を参考に自分の使用する白髪染めが、白髪を増やすリスクに繋がっていないか確認してみてください。
自分にあった白髪染めを選びましょう
ご自身にとって最適な白髪染めを選ぶには、種類ごとのメリットとデメリットを比較してみるのが一番の近道です。
ここでは、ニーズの高い4種類についてご紹介しましょう。
一般的な白髪染め
一般的な白髪染めとはジアミン系(酸化染毛剤)を指しており、「1回でしっかり染めたい」「明るい色に染めたい」という方に適しています。
▼一般的な白髪染めのメリット
- 1回でしっかり染まる
- 色持ちが良い
- カラーバリエーションが豊富
- 比較的安価
▼一般的な白髪染めのデメリット
- 髪や頭皮への負担が大きい
- アレルギーのリスクが高い
- 匂いが強い
- 床や服に付着するとなかなか落ちない
白髪染めシャンプー・トリートメント
手軽さとダメージケアを考慮する人におすすめです。
▼白髪染めシャンプー・トリートメントのメリット
- 白髪染めしながらダメージケアもできる
- 髪の表面を染めるだけで負担が少ない
- 日常の中で白髪染めができるので手間が少ない
▼カラートリートメントのデメリット
- 少しずつ染まるので、持続する必要がある
- 色落ちが早い
- カラーバリーションが少ない
ヘナ
最もオーガニックなタイプの白髪染めです。
健康志向の高い人に選ばれており、シャンプー・トリートメントタイプのようにヘアケア効果が高く、昨今注目が集まっています。
中でも最近注目されている商品を使用してみた記事があるのでぜひご覧ください。
▼ヘナのメリット
- デトックス効果
- 活性酵素を発生させない抗炎症作用
- ダメージ補修効果
▼ヘナのデメリット
- 色が落ちにくいのでカラーチェンジが難しい
- ハーブの匂いが苦手な人には不向き
- 商品によってはイメージ通りの発色ができない
ヘアマニキュア
名前の通り髪の表面に着色させるタイプの白髪染めで、安全性も高く、アレルギーリスクが低い傾向にあります。
▼ヘアマニキュアのメリット
- 髪や頭皮への負担が少ない
- アレルギーリスクが少ない
- コーティング作用によるメリットがある
▼ヘアマニキュアのデメリット
- 色持ちが悪い
- 頭皮に付着すると色が取れないので技術が必要
- カラーバリエーションが少ない