【白髪染めをやめたい】メリット・デメリットや白髪染めに代わる方法を美容師が紹介

【白髪染めをやめたい】メリット・デメリットや白髪染めに代わる方法を美容師が紹介 白髪染めコラム
白髪染めコラム
ステマ規制への対応
当コンテンツは美容師である管理人が独自に制作しています。当サイトは広告掲載料を受領しており、該当場所にはPRを表記しています。コンテンツ内容やランキングには一切関与していません。

白髪染めを何年も続けている人にとっては、染めるのが面倒に感じたり、白髪染めによる髪や頭皮へのダメージに悩んだりすることも多いはず。
しかし、白髪染めをやめてしまうと見栄えが悪くなってしまうのではないかと考え、なかなかやめられないのではないでしょうか。
今回は、白髪染めをやめた後の外見や髪・頭皮の環境の変化、白髪染めに代わる白髪の隠し方について詳しく解説します。

白髪染めをやめるメリット

白髪染めをやめた後を想像すると、白髪が増えて老けて見えるのではないか、とネガティブになりがちですが、実は白髪染めをやめるメリットもあります。
費用や手間が抑えられる、ダメージを軽減できるなどの利点は、とくに白髪染めを頻繁にしている方には魅力的なのではないでしょうか。
ここでは、白髪染めをやめるメリットについて詳しく紹介していきます。

時間と費用を節約できる

白髪の量によって差がありますが、一般的な白髪染めの頻度はだいたい1~2カ月程度。
白髪が生えると黒髪との色の差が非常に目立つため、小まめにリタッチや全体染めを繰り返す必要があります。
サロンでの施術にしてもセルフ染めにしても、高頻度で染めれば相当な時間や費用がかかり、悩みの種になるでしょう。
白髪染めをやめてしまえば、サロンに通う手間を削減できたり染めるための時間や費用をカットできたりするので、時間や費用の節約になります。

髪や頭皮へのダメージが減る

白髪染めには、髪や頭皮に大きなダメージを与える成分が含まれていることがほとんどです。
例えば、「アルカリ剤」や「過酸化水素」は、キューティクルをこじ開け、薬剤を浸透させて着色する効果があるため、髪がパサパサになったりまとまりにくくなったりする可能性があります。
また、「ジアミン」と呼ばれる成分が含まれている白髪染めはアレルギーを引き起こす可能性があるので、高頻度で染めるのは危険です。
ジアミンによるアレルギーの危険性については以下の記事をご覧ください。

ジアミンアレルギーの全貌を美容師が解説!対処法とおすすめの白髪染め
白髪染めの後、頭がかゆくなったりヒリヒリしたりした経験はありませんか? 実は、ヘアカラーにもアレルギーの原因となる物質が含まれている場合があるのです。 代表的なものとして、ジアミンアレルギーが挙げられます。 では、ジアミンアレルギーとは一体...

白髪染めをやめてしまえば髪や頭皮にかかる負担が格段に軽くなるため、ダメージに悩んでいる方には非常に魅力的なメリットになり得ます。

頻繁に染める面倒さがなくなる

白髪染めの頻度は、高ければ高いほど面倒に感じます。
白髪の目立ちが気になる方は、早い方だと2週間程度で染め直す場合もあるのです。
白髪染めをやめてしまえば、頻繁に染めなければならない面倒さから解放され、精神的な負担が軽減されるかもしれません。
黒髪の中に白髪がちらほらと見えるのはストレスになりますが、いっそのこと白髪染めをやめて、白髪が多くなった方が気にならなくなる可能性もあるでしょう。

白髪染めをやめるデメリット

白髪染めをやめるメリットを知ると、「意外とやめても大丈夫かも」と思った方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、白髪染めをやめるデメリットがあることも忘れてはいけません。
やめた後にまた迷わないよう、デメリットをしっかりと把握し、納得した上で決断することをおすすめします。

老けて見える

白髪染めを使わずに放置したままでいると、当然ではありますが白髪は増えます。
何の対策もせずに黒髪の中に白髪が目立っている状態だと、老けて見える可能性が高いです。
同じ年齢でも、黒髪の人と白髪交じりの人では、どうしても白髪のある人の方が高い年齢に見られてしまいます。
それほど見た目に影響を与えてしまうのが、白髪の怖さです。
白髪染めをやめたい場合は、白髪染めをしていたころよりも老けて見える可能性があることを理解した上で決めましょう。

移行期間の見栄えが良くない

白髪染めをやめると、いわゆる「プリン」状態が目立つようになります。
「プリン」とは、染めていた髪色と新しく生えた根元の色に差が出ることです。
この根元部分が白髪であればさらに目立つので、見栄えが良くないと感じることも多いでしょう。
髪色の差がなくなり、髪全体が地毛の色に統一されるまでの期間を「移行期間」と呼びますが、移行期間完了までには、1~3年程度かかると言われています。

ショートヘア 1.5〜2年
ボブヘア 2.5〜3年
ミディアムヘア 3〜3.5年

この期間には個人差があるものの、白髪染めをやめる場合は、「移行期間を我慢できるかどうか」も考えておいた方が良いです。
ただし、生え変わるのを待つのではなく、移行期間を計算してカットしていけば多少は見栄えを良くできる可能性もあります。

白髪染めをやめるタイミングは?

白髪染めをやめるタイミング

白髪染めをやめるのに推奨されるタイミングは、とくにありません。
やめたいと思ったタイミングでやめても問題ないでしょう。
大切なのはむやみにやめてしまうのではなく、やめるメリットやデメリットを理解した上でご自身が納得できたらやめることです。
白髪染めに追われるのが精神的な負担と感じるのであれば、早い段階でやめることも考えましょう。

白髪染めをやめた後はどうする?

最近では生えてきた白髪をヘアスタイルに活用する方法や、白髪染めを使わずに白髪を隠して目立たせない方法もあります。
ここからは白髪染めをやめた後に白髪とどう向き合っていくのか、おすすめの方法を紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

グレイヘア

グレイヘア

グレイヘアとは、白髪を染めずに生かすヘアスタイルです。
具体的には、全体のほとんどが白髪、あるいは白髪の比率が高い状態のヘアスタイルのことを言います。
生えてきた白髪をそのままにするので、白髪を染める手間が省け、時間とお金の節約にもなる方法です。
白髪の量が多ければ多いほどキレイに見えるので、白髪がハイペースで生えてくる方におすすめ。
しかし、白髪の量を増やすのに時間がかかったり、白髪の量が思ったより増えずまだらな状態に見えてしまったりする場合もあります。
白髪100%の美しいグレイヘアになれる可能性は高くないと知っておきましょう。
また、白髪が黄ばんで見栄えが悪くなる場合があるので、注意が必要です。
紫シャンプーなどで小まめに黄ばみ消しを行うなど、しっかりと対策する必要があります。

ファッションカラーで明るく染める

全体を明るく染めることで、白髪を目立ちにくくする方法もあります。
ファッションカラーであれば明るく鮮やかな色を表現できるので、白髪との色の差を抑えて白髪と黒髪との差を抑えて白髪を目立たせずに対処できるのがメリットです。
ただし、ファッションカラーで明るく染めると高頻度で染め直さなければならなくなる可能性があるため、白髪染めほどではありませんが髪や頭皮に負担もかかります。
あくまでも白髪染めをやめたあとの白髪対策の一つですので、白髪染めをやめてファションカラーに移行するメリットは薄いです。

白髪染めに代わるおすすめのカラー方法

最近では白髪染めを使用しなくても、カラーリングで白髪を目立たなくする方法があります。
髪を染める頻度やダメージが悩みで白髪染めをやめる方向けに、ストレスなく低いリスクでキレイに染められるアイテムもあるので、自分の理想に合うものを選んで使いましょう。

白髪が目立ちにくいカラーリング

白髪染めを使用せずとも白髪を目立たせないようにできるヘアスタイルとして人気が高いのは、「白髪ぼかしハイライト」です。
ブリーチで細かいハイライトを入れることで元々生えている白髪との色の差を埋められるため、白髪が目立たず境目がぼやけているように見せられます。
根元の白髪も目立ちにくくなり、カラー頻度が抑えられるため、全体を明るく染めるよりも髪や頭皮への負担が少なくなることがメリットです。
ハイライトを入れる量は個人差があるため、セルフでの施術が難しいことや、細めに入れる場合でもブリーチによる髪のパサつきを感じる可能性があるなどのデメリットがあります。
白髪ぼかしハイライトについてはこちらで詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

白髪ぼかしハイライトはメンテナンスが大変?知っておくべきデメリットや対策を解説
白髪ぼかしハイライトは、白髪そのものを染めずに周りの髪色を明るくして白髪を目立たなくさせる手法で、脱白髪染めとして注目を集めています。 白髪染めをしたいけど明るい髪色にしたい 白髪染めをしてもすぐに目立ってしまいメンテナンスが大変 といった...

ヘナカラー

ヘナという植物でできた染料で染めるヘナカラーは、白髪にも色が入りやすいため白髪染めに適していると言われています。
化学染料を使った白髪染めとは違い、傷んだ髪を引き締めてコシやハリを出す効果が期待できるのです。
髪のダメージに悩み、化学成分を含んだ白髪染めをやめたいと考えている人におすすめのアイテムです。
使い続けることで、頭皮環境を改善しながら白髪をしっかりと染められます。
デメリットとしては、植物染料なので染まり方のコントロールが難しいことや、ヘナに含まれる成分が髪の内部に残ることによって後から髪色の変更が難しいという点が挙げられます。
おすすめのヘナカラーに関しましては以下の記事をご覧ください。

【しっかり染まる】ヘナカラー白髪染めおすすめ10選!選び方や使い方も解説!
天然のカラー剤として日本での使用も増えてきているヘナカラー。その中でも私がオススメするヘナ商品をまとめてみました。

ヘアマニキュア

ヘアマニキュアにはアルカリ剤や過酸化水素などダメージを与える成分が入っておらず、頭皮に直接塗る必要がないのでアレルギーのリスクが少ないことがが特徴です。
そのため、ダメージのせいで白髪染めをやめようと考えている方におすすめと言えます。
髪の表面をコーティングすることで着色し、白髪を目立たせずツヤのあるキレイな仕上がりになるでしょう。
色が2週間程度しか持続しないことや、頭皮や額などの肌に付いた場合になかなか落ちないので、根元からしっかり染められないのがデメリットです。

カラートリートメント

髪や頭皮への負担を軽減したい人や、忙しくてしっかり染める時間が取れない人におすすめなのがカラートリートメントです。
着色効果とトリートメント効果を兼ね備えているため、毎日使用することでセルフでも白髪をキレイに染められる上、髪の傷みもケアしてくれます。
ただし、着色効果に即効性がないのがデメリットであり、すぐに白髪染め効果を実感したい方にはやや不向きのアイテムです。

白髪を目立たせないようにするおすすめアイテム

続いては、白髪を目立たせないようにできるおすすめアイテムを紹介します。
ここでは、ヘナカラー、ヘアマニキュア、カラートリートメントからそれぞれ一つずつ商品を厳選したので、白髪染めに代わるカラー剤をお探しの方はぜひ参考にしてみてください。

ウィンライフ 木木と

ウィンライフ 木木と 画像

「木木と」は白髪をしっかりと染めつつも、髪や頭皮へのダメージが少なく、使うたびに髪や頭皮環境を健やかに整えられるヘナカラーです。
医薬部外品原料規格に含まれるような、人体にリスクがあるとされる原料を一切使用していません。
また、コラーゲン配合により、指通り滑らかで美しい髪へと仕上げられます。
ヘナカラーはカラーバリエーションが少ないことがデメリットとして挙げられる場合が多いですが、木木とはカラーバリエーションが豊富なので好きな仕上がりを選べるのも魅力です。
仕上がりに関しましてもヘナのデメリットであった「色が安定しない」といった点も改善された、まったく新しいヘナカラーとなっています。

公式サイトはこちら

サロンドプロ ヘアマニキュアスピーディ

サロンドプロ ヘアマニキュア スピーディー 画像

染料が髪の表面のタンパク質とイオン結合することで、白髪を染めるヘアマニキュアです。
髪の表面をコーティングするだけであるため負担が少ないにもかかわらず、1回の使用で白髪がしっかりと染まります。
白髪を染めたい一方で髪の傷みが気になる方や、カラートリートメントのように毎日の使用は面倒だと感じる方におすすめです。
ただし、使用するときは染料が肌に付着しないよう工夫しましょう。
付着すると、染料が肌のタンパク質と結びついて着色してしまいます。

詳しくはこちら

ロート製薬 50の恵

ロート製薬 50の恵 画像

「週1回の使用で白髪がしっかり染まる」と人気のカラートリートメント。
白髪染めの繰り返しで髪がパサついてしまった方におすすめです。
白髪を着色しながら5種類の海藻成分が髪に潤いを与えることで、艶のあるキレイな髪に仕上がります。
ジアミンなどの酸化染料を配合していないので、アレルギーのリスクが低いのもポイントです。

詳しくはこちら

まとめ

白髪染めをやめたいと思ったときは、やめるメリットやデメリットを考慮した上で決めましょう。
また、今回おすすめしたアイテムは白髪染めをやめた後に白髪を目立たなくするのに有効なので、やめた後のケアに悩んでいる方はぜひ使ってみてください。

タイトルとURLをコピーしました