白髪がうねっているのを見つけたことはありませんか?
今回の記事では白髪がうねって気になる人へ、うねりの原因や対処法、うねりを改善できるおすすめアイテムを紹介していきます。
白髪はうねりやすい?
黒髪と白髪を見比べたとき、白髪の方がうねっているように感じませんか?
もともとくせ毛ではないのに、白髪だけうねってしまっている人も多いです。
まずは、黒髪と白髪の違いから白髪がうねりやすい原因について解説していきます。
白髪と黒髪の違い
白髪と黒髪の大きな違いは、髪の内部にメラニン色素が入っているか入っていないかです。
白髪は髪内部からメラニン色素を失っているので、実際には透明な状態の毛になります。
白髪がうねる原因
色素が入っている黒髪と、色素のない白髪。
白髪だけがうねりやすいのはどうしてでしょうか。
白髪がうねる主な原因を以下にまとめています。
メラニンを失った白髪はうねりやすい
メラニン色素があるか否かで髪の質量が変わります。
黒髪はメラニン色素が髪内部に詰まっているので、質量が重く真っすぐ整いやすいですが、メラニン色素がない白髪は軽く、くせがつきやすいのです。
また、メラニンを失った白髪の内部は空洞化し、乾燥で収縮したり湿気を吸い込んで膨張したりするので、髪の形状がかわってうねりやくせがつきやすくなります。
白髪は断面が平たい
日本人の髪の断面は基本的に円形であることが多く、キレイな正円に近い髪ほど直毛です。
対して、白髪の断面は黒髪よりも扁平なことがほとんど。
そのせいで毛髪にゆがみが出て、うねりにつながるのではないかと言われています。
ちなみに、白髪の断面が扁平になる原因についてはまだ明らかになっていないようです。
年齢とともに頭皮がたるむ
年齢とともに加速する頭皮のエイジングも、うねり白髪の原因の1つです。
たるんだ頭皮では、毛穴の形が変化して緩んだり縮んだりします。
キレイな毛穴からは真っすぐな毛が生えますがゆがんだ毛穴ではくせのついた毛が生えやすいです。
30代から徐々に感じる頭皮の老化は、ゆがんだ白髪を生み出す原因になるので注意しましょう。
参考URL:頭皮のキホンと年齢変化、効果的な洗浄のコツ
白髪染めによるダメージでうねることも
白髪染めによるダメージも白髪をうねらす原因になるので要注意です。
強い薬剤が配合された白髪染めを使って髪の内部が傷むと、ダメージホールという空洞ができます。
前述したとおり、空洞化した髪は乾燥や湿気に耐え切れずうねりを感じやすい状態になってしまうので気をつけましょう。
白髪がうねったときの対処法
うねってしまった白髪を瞬時に直すというのはなかなか難しいです。
では、うねった白髪を見つけてしまったときはどう対処すればいいのでしょうか。
うねった白髪でも抜くのはNG
うねった白髪でも抜くのはおすすめしません。
白髪を抜いてしまうと頭皮に負担がかかり、毛穴が変形してしまうので、さらにうねった髪を生やす可能性があります。
また、育毛サイクルが崩れて新しい毛が生えてこなくなるかもしれません。
うねった白髪がどうしても気になる場合は、ハサミで根元から切るようにしましょう。
伸びてくるとピンと立って目立ちやすくなるので注意が必要です。
ヘアアレンジで目立たせない
ヘアアレンジを工夫すれば、うねり白髪を目立たせないようにすることも可能です。
例えば、パーマをかけて髪に立体感を生み出すことで、数本うねった程度の白髪は目立たなくなります。
逆に、ブローやストレートアイロンでうねった毛を伸ばすことで全体を真っすぐ整えるのも効果的です。
その他にも、スタイリング剤でうねりが気にならないよう髪にボリュームをもたせたりするなどの方法が挙げられます。
こまめにカラーをする
白髪をもとの髪色と同じくらいの色に染めてしまえばうねった白髪も目立たなくなります。
ただ、頻繁にカラーすることで髪に負担がかかりやすいので、同時にダメージホールによるうねり毛が増える可能性もあるため注意が必要です。
トリートメントで白髪の空洞を埋める
うねりの原因である髪内部の空洞を埋めるために、トリートメントを使用して髪の主成分であるタンパク質を入れることで、質量が増えてまとまりやすくなります。
保湿成分やキューティクル保護効果の高いトリートメントであれば髪の乾燥も防げるので、うねりを目立たせない方法としてはかなり効果的です。
うねった髪にしっかり浸透するように時間をかけてケアしましょう。
うねり白髪を増やさないためのデイリーケア
少しでもうねり白髪が増えないように日々のケアに気をつけましょう。
ここからは、うねり白髪を増やさないためのデイリーケアを紹介します。
ヘッドスパや頭皮マッサージをする
サロンのヘッドスパや自分で頭皮マッサージを行うことで、頭皮のエイジングを防ぎましょう。
定期的にマッサージすることで頭皮の血流が良くなり、頭皮のたるみや毛穴のゆがみが改善され、真っすぐな髪が生えやすくなります。
頭皮を強く押しすぎると負担がかかるので、気持ちいいと感じる強さでやさしく押すように心がけてください。
生活習慣を見直す
睡眠不足やストレスによる血行不良、栄養不足による代謝の低下によって色素を作るメラノサイトの働きが弱まり白髪が増えやすくなります。
うねり白髪の元である白髪を増やさないためにも、規則正しい生活を送ることが大切です。
髪の摩擦を起こさない
髪が塗れているときに強い刺激を受けると傷みやすく、傷みはうねりにつながります。
お風呂上がりのタオルドライでは、水分をやさしく拭き取り摩擦を最小限に抑えましょう。
頭皮環境を整える
髪や頭皮を十分に保湿して、健康的な状態を維持できるヘアケアアイテムを使いましょう。
たとえば、洗浄力がマイルドなアミノ酸系のシャンプーは頭皮に必要なうるおいを残すので、乾燥による髪のゆがみを予防できます。
また、トリートメントは保湿効果の高い成分が豊富に含まれているものがおすすめです。
白髪のうねり改善におすすめ
白髪のうねりを改善できる白髪染めやデイリーケアアイテムのおすすめを紹介します。
ヘナカラーで白髪染め
ヘナカラーを使った白髪染めは、うねりを改善できる効果が期待できます。
ヘナカラーは、ローソニアという色素が髪のタンパク質に絡みついて着色するメカニズムです。
メラニンを失い空洞化した白髪の内部に、ローソニアが絡んだタンパク質が留まることでうねりが改善され髪が真っすぐに整います。
内部に満ちたローソニア同士が合体して大きくなるのでうねり改善の効果は長期間続くのもポイントです。
木木と
ヘナカラーで最もおすすめするのは「木木と」です。
ローソニアが空洞を埋めてうねりを改善する効果が期待できるのはもちろん、コラーゲン配合で髪と頭皮の保湿ができるので、乾燥によるうねりも同時に防ぎます。
自然由来の染料なので頭皮にもやさしく、ダメージによる空洞化も予防できるのが魅力です。
かの子のハーバルヘナ
ヘナ染料を使った白髪染めです。
ローソニアが髪のタンパク質に絡んでうねり改善できるメリットに加えて、多種類の植物エキスが高い保湿効果を発揮して髪内部の水分をしっかり保持できる魅力もあります。
日常のシャンプー&トリートメントで白髪ケア
続いては、うねり白髪改善におすすめのシャンプーとトリートメントの紹介です。
HANA ORGANIC リセットシャンプー&3WAY トリートメントパック
天然植物の力で髪や頭皮を健やかに保つヘアケアセットです。
シャンプーはアミノ酸系洗浄成分で頭皮と髪のうるおいを保ち、保湿による白髪のうねりを防ぎます。
トリートメントは白髪染めなどの薬剤による頭皮へのダメージを癒す成分「ヒレハリ草」のエキスが配合されており、ダメージによる髪のゆがみを予防する効果もばっちりです。
クロス・エ・キューブ「zero+PLessence」シャンプー&トリートメント
豊富なアミノ酸を含んだ「馬プラセンタ」の力で頭皮を健やかにケアできるシャンプー&トリートメントセットです。
頭皮の血流促進効果のあるセンブリエキスやダメージ回復に効果的なパンテノールが配合されており、エイジングや傷みが原因の白髪うねりを改善できます。
ヘアパックでヘアケア
シャンプーやトリートメントだけでは足りないと感じる方には、ヘアパックでのケアを追加することをおすすめします。
アミノメイソン プレミアムモイスト クリームマスク
3種のケラチンが髪のうねりを改善し、シアバターなどの保湿成分で髪内部をたっぷり潤わせる濃密ヘアパックです。
キューティクルのダメージを素早く補修するアミノ酸を配合しているので、髪内部に入った美容成分や保湿成分を逃しません。
週に1~2回の使用でうねらず真っすぐまとまる髪に仕上がります。
ダイアン ビートゥルー ヘアパック ディープリペア
ビーガンケラチンやカカオ脂、オートミールエキスなどの植物由来成分で髪と頭皮にうるおいをあたえて、うねった髪をなめらかに補修するヘアパックです。
シリコンやパラベンなど頭皮に負担がかかりやすい成分を使っておらず、傷まないのでうねり予防にもつながります。
まとめ
白髪がうねる原因や対処法、改善につながるおすすめ商品を紹介しました。
年齢とともに白髪が増えるだけでも大変ですが、さらにうねりを伴うとストレスに感じてしまいます。
早めに対処してうねらないキレイな髪を維持しましょう。