【白髪染めした髪を明るくしたい】ブリーチのダメージは大丈夫?

【白髪染めした髪を明るくしたい】ブリーチのダメージは大丈夫? 白髪染めコラム
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髪色を明るくしたいと考える一方で、白髪染めではそれが実現できないと悩んだ経験はありませんか?
その悩み、「ブリーチ」を使用すれば解決するかもしれません。
この記事では、髪を脱色して明るくする効果のあるブリーチについて解説しています。
明るい髪色に白髪染めしたい、白髪染めで暗くなった髪を明るくしたいと考える方は必見です。

白髪染めで髪を明るくできない理由

十分に白髪をカバーするため、白髪染めには濃い染料が使用されています。
白髪にしっかりと色を付ける役目を果たしていますが、これが原因で白髪染めで明るい色合いにするのが難しくなっているのです。
最近の白髪染めは比較的明るい色にも染められるようになってきましたが、それでも明るさには限度が存在します。
具体的には、8から9トーンの範囲が、しっかりと白髪を染められる明るさの限界と言えるでしょう。
白髪染めによって髪が理想より黒くなってしまう原因と対処法について詳細を知りたい方は、以下の記事をご参照ください。

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白髪染めした髪はブリーチで明るくできる

白髪染めした髪はブリーチで明るくできる

ブリーチには脱色の効果があるため、黒髪の部分は金色や白色へと変化します。
一方、白髪の部分は元々色素がないため、ほとんど変化はありません。
白髪と黒髪が混在する場合、ブリーチを施すことで黒髪の色が抜け、髪全体が明るくなります。
その結果、白髪と黒髪のコントラストが目立たなくなり、白髪が目立ちにくくなるのです。
しかし、ブリーチは髪へのダメージが伴います。
そのため、施術前には髪の状態を確認し、ブリーチを施すか慎重に判断することが大切です。

白髪染めした髪にブリーチをするメリット

白髪染めした髪にブリーチをするメリット

ブリーチは髪へのダメージを伴うと説明しましたが、使用するメリットもあります。
では、白髪染めした髪にブリーチをすることにどのようなメリットがあるのでしょうか。
具体的に見ていきましょう。

白髪染めでは実現できない色にできる

ブリーチを使えば、白髪染めだけでは難しかった髪色を実現することが可能です。
先にブリーチで髪を脱色し、その後に希望のカラーを塗る「ダブルカラー」を使えば、アッシュ系の色や淡いピンクのような透明感のある色が美しく表現できます。
通常の白髪染めだけでは得られない鮮やかさや深みが、このダブルカラーで楽しめるのです。

白髪と黒髪の色の差が気になりにくくなる

白髪は色素が欠けているため、ブリーチを使っても白髪の色を変える効果はありません。
そのため、ブリーチの目的は黒髪を明るくすることにあると言えるでしょう。
黒髪が明るくなることで、白髪とのコントラストが弱まります。
結果として、髪全体が明るく均一に近付き、白髪の存在が目立ちにくくなるのです。

染める頻度を落とせる

髪全体が明るくなると、白髪が他の髪色と自然になじむようになります。
そのため、白髪の再成長が目立ちにくく、染めるタイミングを遅らせることが可能となるのです。
定期的に染めなければならないストレスや手間が軽減されるため、日常のヘアケアがよりシンプルになり、経済的にも時間的にも効果的な選択と言えるでしょう。
白髪染めの頻度を下げる方法について、以下の記事により詳しい内容が載せられていますので、ぜひご覧ください。

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白髪染めした髪にブリーチをするデメリット

白髪染めした髪にブリーチをするデメリット

ブリーチには髪を明るくできるメリットがありますが、デメリットも無視できません。
ブリーチの使用を検討する上で、そのデメリットが許容できるかどうかの判断が必要です。
ここで紹介するデメリットを理解した上で、慎重に選択しましょう。

白髪染めで染めていた場合は明るくなりにくい

白髪染めを既に使用している髪は、白髪染めに含まれる濃い染料が髪の中に浸透しているため、明るくなりにくいです。
この濃い染料が髪の内部にあると、新たにカラー剤を使用しても髪を明るくしようとする効果が弱まります。
美容室でブリーチをする場合であっても、白髪染めがされていた場合には完璧な明るさにする難度が高まるのです。

セルフで染める場合、ムラができやすい

セルフでムラなくきれいに染めるのは、案外難しいものです。
目に見える部分だけに集中して、他の部位を見落としやすくなります。
この結果、全体的にムラが生じ、不均一な色合いとなってしまうのです。
不均一な仕上がりは、髪全体の印象を損ねる原因となります。
そのため、セルフを選択する際は、とくに後頭部のような難しい部位にも注意を払い、十分な時間と手間をかける必要があるでしょう。

髪が傷む可能性がある

ブリーチをする際、髪へのダメージは避けられません。
とくに市販のものは多くの髪質に適応するため、その成分は強力です。
このような強い薬剤を適切に使用しないと、髪は急速に傷んでいくでしょう。
白髪染めを施している髪の場合、既にダメージを受けている可能性が高いです。
そのため、ブリーチをすると更なるダメージが加わることが予想されます。
髪の傷み、とりわけパサツキについて、原因や改善方法などの詳しい情報が以下の記事にあります。ぜひご参照ください。

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ダメージを抑えたブリーチの手順

ダメージを抑えたブリーチの手順

ブリーチを施す場合、ダメージを完全に0にするのはほとんど不可能に等しいでしょう。
しかし、ダメージをできるだけ抑える方法は存在します。
ここでは、ダメージを抑えたブリーチの手順について見ていきましょう。

ブリーチ剤を塗る

白髪染めした部分を明るくするためのファーストステップは、ブリーチ剤の塗布です。
白髪染めをしている箇所は色が落ちにくいため、先にブリーチ剤を塗りましょう。
適切に塗布した後、色の抜け具合を見極めることが次のステップへの鍵となります。
明るさがある程度出てきた時点で根元や白髪染めしていない箇所にもブリーチ剤を広げていきますが、毛髪の色素量や状態は見た目だけでは判断できないため、放置時間の詳細な決定は難しいのが現実です。
そのため、ブリーチを塗った際の色抜け具合に注目しながら塗り広げていきましょう。

明るくなったら洗い流す

髪が希望の明るさになったら、ブリーチ剤を洗い流しましょう。
ブリーチ剤が髪に長く留まると余計なダメージの原因となるので、目標の色に達した時点で、速やかにシャンプーで洗い流すことが重要です。
洗い流した後の髪色は、元の髪色や白髪染めの影響でオレンジ色に近い黄色になります。
この色は、地毛や白髪染めの残留色素が原因です。

色を入れる

染料を均等に髪に塗布し、指定された時間を守って放置しましょう。
ブリーチ後のオレンジの色味は、目指す髪色によっては邪魔になる場合もあるかもしれませんが、適切に調合されたカラー剤や白髪染めを使用すれば、この色味をカバーすることが可能です。
そのため、オレンジの色味を考慮しながらカラー剤や白髪染めを選びましょう。
そして、髪へのダメージを最小限に留めるためにダメージの少ないカラー剤や白髪染めを選択するのがおすすめです。
ハーブカラートリートメントの「木木と」はブリーチによるキューティクルのダメージを補修する成分が強く、一回の使用でしっかりと発色するので、ブリーチ後に使う際にうってつけの白髪染めと言えるでしょう。
詳細は、以下をご覧ください。

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洗い流す

理想の髪色になった後は、しっかりとシャンプーで洗い流しましょう。
染料の洗い残しがないように、丁寧にシャンプーをしてください。
また、シャンプー後のトリートメントも欠かさないようにしましょう。
洗い流した後は十分に水気を取り、忘れずに保湿した上で乾かして手順は完了です。

ブリーチ後のケア方法

ブリーチ後のケア方法

ブリーチを用いて白髪を明るくした後のケアが、髪や頭皮の健康を守る鍵となります。
とくに、ブリーチした部分のダメージは大きいため、適切な手入れが必須です。
ブリーチした部分は、普段より乾燥しやすくなります。
そのため、ドライヤーを使用する前に洗い流さないタイプのトリートメントを塗布し、髪の保湿を心掛けることが重要です。
退色が気になる場合は、日常的にカラーシャンプーの使用を検討しましょう。
シャンプー時に使用することで退色した部分に色を少し足し、カラーをせずとも髪色を保つ補助をしてくれます。
カラーシャンプーの使用方法や効果についての詳しい解説は、こちらの記事をご覧ください。

ブリーチでの白髪染めに関するよくある質問

ブリーチでの白髪染めに関するよくある質問

ブリーチにはメリットもデメリットもあり、使用するか否か迷う場合があるかもしれません。
そこで、ここではより多くの判断材料を提供するために、ブリーチでの白髪染めに関する疑問に答えていきます。

時間はどのくらいかかる?

ブリーチでハイトーンカラーを目指す場合、通常の白髪染めにかかる時間に比べ、約2倍の時間が必要となります。
具体的には、ブリーチとその後のカラーリングの2工程を経るため、単純計算で倍の時間がかかるのです。
実際の美容室での施術を考えると、2~3時間を予定しておくと良いでしょう。

次はいつ染めたら良い?

明るめに染めている場合は、新しく生えてきた白髪と染めた部分のコントラストが目立ちにくくなります。
そのため、以前は2~3週間おきに染めていた方でも、間隔を長くできることが多いのです。
また、根元の伸びが気になり始めた時、あるいは色の退色具合が気になり始めた時をサインとして染め直すことも良いでしょう。
ただし、根本の伸びや退色具合の気になり方については個人差があるため、30~45日程度の間隔を一つの目安とすると考えやすくなります。

白髪染めした箇所を明るくしたい場合、セルフでもブリーチできる?

セルフでのブリーチは可能です。
ただし、ブリーチの扱いが不慣れな場合、ムラになるリスクが伴います。
均一に塗ればムラを避けられますが、十分な慣れや技術が求められるでしょう。
自宅でのブリーチが初めての方や、完璧な仕上がりを求める方は、美容師に依頼することが最も確実な結果を得られる方法と言えます。

ブリーチ1回で白髪染めできる?

赤みが強い色合いを選択すれば、1回のブリーチでも鮮やかな発色を期待できるでしょう。
しかし、アッシュやホワイト系のハイトーン色を希望する場合、均一な発色にするには2回以上のブリーチが必要な場合も。
これを踏まえ、理想の色合いを選ぶ際はブリーチの回数も考慮することが重要です。
とくに、明るく洗練された色合いを求める方は、ブリーチの回数や手間を理解しておくと良いでしょう。

ブリーチなしでは明るく白髪染めできないの?

ブリーチを使わずに白髪を明るく染めることは可能です。
しかし、元々の髪色や希望する色合いによっては、長い時間を要する場合もあります。
染める前の髪色が明るいほど染め上がりもより明るくなるため、一度で明るくしてしまいたい方はブリーチがおすすめでしょう。
それに対し、ダメージが気になる方はブリーチの使用は控えた方が得策と言えます。
一方で、真っ黒な髪から即座に明るくしたい場合、ブリーチを使用して強く脱色することが効果的でしょう。
ただし、ブリーチには髪が傷んだり色抜けが早まったりするリスクがあるので、ダメージケアをしっかりと行うか、信頼できる美容室での施術を選ぶか、ダメージレスを優先してブリーチを避けるかの選択が必要です。

まとめ

明るい髪色に白髪染めしたい、白髪染めで暗くなった髪を明るくしたいと考えている方は、ブリーチが一つの選択肢として考えられます。
ブリーチを使用すれば、通常の白髪染めでは得られない鮮やかな色味を実現できるでしょう。
白髪と黒髪の色の違いを目立たなくしたり、染める回数を減らしたりする効果も期待できます。
ただし、髪が傷みやすく、場合によってはムラや色抜けが気になりやすくなるのもブリーチの特徴です。
セルフ染めではとくにムラのリスクが高まるため、アフターケアをしっかりと考慮しましょう。

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