【白髪のパサパサが気になる】パサつきの原因と改善について美容師が解説

【白髪のパサパサが気になる】パサつきの原因と改善について美容師が解説 白髪染めコラム
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年齢を重ねるたびに増える白髪。
増えるだけでもストレスなのに、乾燥してパサパサになり、広がったり目立ったりするのが嫌になる方も多いのではないでしょうか。
今回は、髪のパサつきを予防・改善できるケアについて解説していきます。
白髪がパサつく理由や白髪をケアしながらキレイに隠せるアイテムも紹介するので、パサパサ白髪に悩む方は参考にしてみてください。

白髪は黒髪より水分が少ない

白髪のパサつきを感じやすいのは、白髪は黒髪より水分が少ないからです。
黒髪に含まれるメラニン色素は親水性で水になじみやすいので、髪の内部に水分を閉じ込めておける効果があります。
しかし、メラニン色素のない白髪は髪の内部に水分を溜められず、髪の表面で水をはじいてしまうため、黒髪よりも乾燥してパサパサになりやすいのです。
メラニン色素のない白髪に水分を加えても上手くなじまないので、髪の広がりに悩む方も多くいます。

白髪のトラブルはパサつきだけではない!

白髪の乾燥によるトラブルは、パサつきだけではありません。
髪内部のメラニンが失われた場所は、毛髪メラニンホールと呼ばれる空洞になっています。
メラニンが失われているため乾燥しやすくなり、その結果、うねりやクセといったトラブルにつながる可能性があります。
また、髪の内側にある白髪が外側にぴょんと飛び出ているのも白髪内部の水分不足が原因です。
トラブルの現れ方は人によって異なる場合もありますが、同じ人でも天候や湿気に影響されて髪のコンディションが変わりやすくなります。

うねり

白髪の乾燥によって誘発される主なトラブルの1つとして、うねりが挙げられます。
うねりは、梅雨などの高湿の時期に表れやすいトラブルです。
白髪内部の空洞部分に湿気(水分)がアンバランスに入り込むことで、膨潤する部分と水分を吸い込まなかった部分に差が出るため、髪にうねりが生じます。
うねりが出た髪は全体的に見てキレイな状態とは言えず、ゴワつきやすいのでストレスに感じる方も多くいます。
うねり白髪についてまとめた記事は以下になります。

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縮れ毛

白髪内部に空洞がある場合、例えば洗髪によって空洞に余計な水分が入り込んだ後、蒸発の際に元々髪に残っていた保湿因子まで一緒に蒸発する場合があります。
冬のように乾燥する時期はそれによってパサパサ感が加速し、縮れ毛を発生させる原因となるのです。

白髪がパサパサする原因

白髪がパサパサする原因

続いては、白髪がパサパサする原因について説明していきます。
黒髪の時は表面に艶があって手触りも良かったのに、白髪が増えてから水分を失い、艶のないパサパサ髪に変わってしまったと悩む方は多くいるのではないでしょうか。
白髪内部の水分がなくなってしまうのは、白髪そのものが空洞化しているだけではありません。
外部からのダメージによって髪表面のキューティクルが剥がれたり老化によってキューティクルが減少していたりすることも原因の1つです。
また、現在のヘアケアとの相性が悪かったり間違ったケアを行っていたりする可能性もあるので、注意してください。

白髪染めのダメージが大きい

白髪染めをすることによって、髪を傷め、髪の中の栄養分が不足する可能性があります。
それが、パサつきにつながるのです。
白髪染めは通常のカラー剤よりも染める際の置き時間が長いため、高負担と言えます。
また、白髪染めは薬剤のパワーを強力にしているものが多いため、キューティクルにダメージを与えやすかったり、健康的な状態を乱して内部の水分を奪ってしまったりするのです。
とくに、市販品の白髪染めは染まりにくい人の髪でもしっかり染められるよう、強い薬剤が使われていますので、高頻度で白髪染めする方は注意が必要でしょう。

「アルカリ」と「過酸化水素」に要注意

白髪染めの薬剤はパワーが強いですが、中でもとくに気を付けなければいけない成分が「アルカリ剤」と「過酸化水素」です。
アルカリ剤には、髪のキューティクルをこじ開けて染毛料などを浸透させる働きがあります。
このとき、無理にキューティクルを開いているため、髪内部の栄養分や水分が外に流出しやすくなるのです。
また、過酸化水素は髪の内部にあるメラニンを破壊して髪を明るくしますが、メラニンと一緒に髪のタンパク質も破壊するため、健康的な状態を維持できず、髪のパサつきにつながります。

老化

老化も髪のパサつきの原因の1つです。
年齢を重ねると髪のタンパク質が減少し、髪表面に重なっているキューティクルの枚数が減るため、パワーの強い白髪染めへの耐性が弱まります。
髪の老化はパサつきだけでなく、ハリやコシ、ボリュームをなくしたり、細く傷みやすい毛になったりするなど、髪の健康にとって良くない変化を多くもたらすので注意が必要です。
個人差がありますが、髪の老化は30歳くらいから始まると言われています。

メラニン色素の減少

メラニン色素の減少も白髪がパサつく原因の1つです。
髪の毛は約80%がタンパク質、約10%が水分、約5%が脂質、残りの約5%がメラニン色素でできています。
髪の内部にメラニン色素が入って定着することで、白髪が黒髪へと変化するのです。
しかし、色素形成細胞の活動が停止・休止してメラニン色素が減少すると、髪の内部にメラニン色素が入らないまま空洞化するため、水分や油分が逃げて髪がパサパサになります。

ヘアケアアイテムが合ってない

白髪がパサつく原因として、ヘアケアアイテムが髪に合っていない可能性があります。
年齢を重ねるごとに髪質は変わっていくため、以前は効果があったヘアケアが現状の髪に合っているとは限りません。
ご自身の髪と相性の良くないヘアケアを使い続けていても効果は出ず、むしろ乾燥やパサつきを招いてしまうかもしれないので気を付けましょう。
よくある例としては、シャンプーの洗浄力が強すぎてゴワついたり、コーティング力が強いトリートメントによって髪を傷めたりしてしまっていることが挙げられます。

ヘアケアの方法が正しくない

例えヘアケアアイテムがご自身の髪質に合っていても、ケアの方法が正しくなければ効果は出ません。
シャンプーの際に爪を立てたりガシガシと摩擦を起こしたりして、髪に負担をかけるような洗い方をしていませんか。
洗い流すトリートメントを十分にすすいでいるか、髪を洗った後にしっかり乾かしているか、今までのヘアケア方法をさまざまな角度から振り返ってみましょう。
早めに見直さなければ、髪の状態は悪くなる一方です。

白髪をパサつかせないようにするには?

白髪をパサつかせないようにするには

白髪がパサつく原因だけでなく、対処法もしっかりと心得ておきましょう。
髪のパサつきを抑えるには、髪にダメージを与えず、傷んだ部分を入念に補修することが大切です。
一度ダメージを受けてパサついた部分は、ケアの結果が出るのに時間がかかります。
すぐに結果を求めず、コツコツと正しい方法でケアしていけば髪は必ずキレイに整うので、パサつきの予防・改善に根気良く取り組みましょう。
パサついて艶を失った白髪をケアする方法について、こちらにも詳しく記載しているのでぜひご覧ください。

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ダメージの少ない白髪染めを使用する

白髪染めをするときは、できるだけダメージを抑えられるアイテムを使用しましょう。
アルカリ剤や過酸化水素を配合している白髪染めと違い、髪が傷む原因になり得る染料が配合されていないアイテムもあります。
代表的なものは、以下の3つ。

  • ヘナカラー
  • カラートリートメント
  • ヘアマニキュア

それぞれにメリットやデメリットがあるので、自分に合っているものを見つけてください。
傷みにくい白髪染めについてまとめた記事もぜひご覧ください。

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ヘナカラー

ヘナと呼ばれる植物染料を使用した白髪染めです。
アルカリ剤や過酸化水素を配合していないため、髪に与えるダメージを大幅に軽減できます。
ヘナに含まれるローソニアという有効成分は、髪内部のタンパク質と絡み付くことで白髪をしっかりと染めつつ、髪の艶やハリ、コシを復活させる効果も期待できるのがメリットです。
パサついてうねりが生じた髪もキレイに整えられるので、すでに白髪の乾燥でうねりが出てしまっている方にもおすすめできます。

カラートリートメント

カラートリートメントにも、アルカリ剤や過酸化水素のような強いダメージを与える成分は、含まれていません。
キューティクルを開かずとも毛髪内部に浸透するHC染料と、毛髪の表面を染める塩基性染料が配合されているため、髪を傷めずに白髪染めできます。
商品によって保湿力・補修力の高いトリートメント成分も配合されており、使い続けることでキレイな髪に仕上がっていくことも魅力の1つです。
アルカリ剤が含まれていないため、通常の白髪染めより色持ちが悪い点には注意しましょう。

ヘアマニキュア

ヘアマニキュアは色素の入った液体を髪表面にコーティングして染めるので、髪へのダメージが非常に低いです。
また、アルカリ剤や過酸化水素などの強い成分が含まれていない場合がほとんど。
キューティクルを傷付けない上に、コーティングによって艶のある仕上がりになるのもメリットです。
頭皮や手など、地肌に液が付着するとなかなか色が落ちないものも多いので、ヘアマニキュアを使用するときは注意してください。

高保湿を心がけたケアを!

パサつき白髪の補修と予防には、高保湿なヘアケアアイテムがおすすめです。
例えば、シャンプーは髪に優しい洗浄成分が使われているアミノ酸系のものを使ったり、髪の保湿成分やオイルが含まれているトリートメントやヘアマスクを選んだりすると良いでしょう。
髪質や乾燥の状態によってアイテムとの相性や仕上がりの良し悪しが変わるので、まずは1カ月使い、髪の変化を確認してから使い続けるかどうかを判断しましょう。

正しい生活習慣で髪を健康に

髪のパサつきは老化だけでなく、ホルモンバランスの乱れや体調不良が関係する場合もあります。
とくに、女性ホルモンであるエストロゲンは健康的な髪に関わるため、しっかりコントロールすることが大切です。
正しい食生活や十分な睡眠時間の確保、適度な運動を心がけ、心身を健康的な状態にしていけば、水分不足による髪のパサつきに悩むことも少なくなります。

パサつき白髪を改善できるおすすめ白髪染め

最後に、パサつく白髪の改善が期待できるおすすめの白髪染めを3つ紹介していきます。
今回はヘナカラー、カラートリートメント、ヘアマニキュアの中から、パサつき改善・予防効果の高いアイテムを厳選したのでぜひ参考にしてみてください。

ウィンライフ 木木と

ウィンライフ 木木と 画像

木木とは、有効成分ローソニアの効果で髪をしっかりと染めつつ、艶やハリ・コシを整えてパサパサ白髪を改善してくれるヘナカラーです。
コラーゲンが配合されており、ヘナ特有のきしみ感が大幅に軽減されているため、使うたびに指通り滑らかな美しい髪へと近付きます。
一般的なヘナカラーはカラーバリエーションが少ないことが難点ですが、木木とは比較的色展開が豊富なので好きな仕上がりを選べるのもポイントです。

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ベルタ ヘアカラートリートメント

ベルタ ヘアカラートリートメント 画像

毎日のトリートメントの代わりに使えて、白髪染めもヘアケアも両立できるアイテムです。
超極細染料がキューティクルの内側を染毛し、内と外から定着して白髪が美しく染まります。
キューティクルを傷付けず優しく定着するため、白髪染めのダメージによって乾燥を感じていた方におすすめです。
ハリやコシを高めるナノ化成分や艶めきに役立つ希少オイルなど、髪に必要な美容液成分が多種類配合されており、潤いとツヤに満ちた美しい髪になるでしょう。

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シエロ オイルインヘアマニキュア

シエロ オイルインヘアマニキュア

アルガンオイル、オリーブオイル、ミネラルオイルHDといったツヤ髪オイルで上質なツヤを与え、アミノ酸誘導体とヒアルロン酸の2つの潤い成分でしっとり滑らかな髪に仕上げられるヘアマニキュアです。
もちろん白髪染め効果も高く、ジェルが髪にしっかり密着して1度で白髪が染まります。
ワンプッシュして出てきたジェルをクシでとかすだけなので、初心者にもおすすめです。
地肌に付着するとなかなか落ちませんので、使用する際は注意しましょう。

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まとめ

白髪がパサパサになる原因や対処法、パサつきケアができるおすすめの白髪染めを紹介しました。
ただでさえ目立ちやすい白髪が乾燥して広がったりうねったりしていると、さらに目立ってストレスを感じやすくなります。
早めに対処して、キレイな状態をキープしましょう。

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