【白髪に艶を出す】美しいグレイヘアのためにできることを美容師が解説

【白髪に艶を出す】美しいグレイヘアのためにできることを美容師が解説 白髪染めコラム
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白髪は黒髪に比べると艶がなく、元気がない印象を持たれやすくなります。
白髪染めをやめてグレイヘアに挑戦したくても、白髪染めをしていた頃より見栄えが悪くなるのは避けたいと思っている方も多いはず。
そこで今回は、白髪に艶を出してキレイに見せる方法を紹介していきます。
白髪を魅力的に見せられるグレイヘアに挑戦したい方や、白髪が急速に増えてお困りの方は、ぜひ参考にしてみてください。

白髪を活用するグレイヘアとは?

白髪の量が黒髪よりも多い状態をグレイヘアと呼びます。
生えてきた白髪をそのままヘアスタイルに利用して全体をキレイに見せ、新しい白髪が生えてもプリンにならず、おしゃれな状態をキープできるヘアスタイルです。
白髪染めをやめる方や白髪の量が多い方におすすめですが、生えてきた白髪をただ放置しているだけではキレイなグレイヘアにはなりません。

グレイヘアにする方法

無造作に黒髪と白髪が交じった状態からキレイなグレイヘアへと変える方法は、大きく分けて3つあります。
それぞれの方法にメリットやデメリットがあるので、自分に合った方法を選びましょう。

ブリーチを使って白に近い色にする

ブリーチを使用して髪全体を明るく脱色し、これから生える地毛の色になじむように薄くカラーを重ねることでグレイヘアにできます。
白に近いレベルまで脱色しなければならないため、ブリーチは2〜3回必要です。
1日でキレイなグレイヘアが完成することはメリットと言えますが、ブリーチによるダメージが大きく、髪や頭皮のケアを入念に行わなければキレイな状態を維持できません。
この方法でグレイヘアにするときは、ホームケアは必須だと考えてください。

ハイライトで徐々にグレイヘアに近づける

髪全体のうち半分くらいにハイライトを仕込み、徐々に増える白髪との境界線をなくしていくことで、自然にグレイヘアへ移行できます。
明るい毛束によって白髪と黒髪部分のコントラスト差をなくせるため、白髪染めをやめた後、グレイヘアへの移行期間中にいわゆる「プリン」になることが気になりません。
「プリン」とは、髪が生えてくる根元と染めた色に差が出ることです。
ハイライトを入れる際にブリーチを使いますが、全体を脱色するよりはダメージが少ないのがメリットと言えるでしょう。
一方、完全なグレイヘアになるまでにはある程度時間を要する点がデメリットです。

根元を明るく染めて徐々にグレイヘアにする

根元のリタッチを繰り返し、徐々に明るく染めることで、段階的にグレイヘアに近付ける方法もあります。
シンプルですが、最も自然かつキレイな状態でグレイヘアに移行できる方法です。
髪の負担も1番軽く、定期的なヘアカラーが負担にならないのであればこの方法が最適でしょう。
ただし、根元の髪の伸びるスピードに合わせてグレイヘアを作るので、ショートだと半年〜1年、ロングなら3〜4年ほど時間がかかります。

グレイヘアのメリット

グレイヘアのメリット

白髪を目立たせないように隠すのではなく、そのままヘアスタイルに活用するグレイヘアにはいくつかメリットがあります。
移行期間が長くても、白髪染めをやめてまでグレイヘアにする方が増えているのは、ここで紹介するメリットを魅力に感じているためです。

白髪染めを使わなくていい

グレイヘアは、白髪染めをやめた人が最初にするヘアスタイルの1つです。
白髪染めをする頻度が高い方や、白髪の増加スピードが速い方にとって、毎回白髪染めをする面倒さから解放されるのは嬉しいメリット。
自然に生えてきた白髪をそのまま利用できるので、年齢による変化の過程を美しく見せたいと考える方にも向いています。

髪や頭皮へのダメージが少ない

通常の白髪染めには、アルカリ剤や過酸化水素といった強い成分が配合されています。
アルカリ剤がキューティクルをこじ開けることで髪の内部から水分や栄養が流れ出たり、過酸化水素がタンパク質を壊す働きをしたりするため、白髪染めを使った後のダメージが悩みだという方も多いです。
白髪染めをやめてグレイヘアにすることで、外部から与えられるダメージが大幅に軽減され、髪や頭皮が健康的な状態に戻っていく可能性もあります。
ただし、グレイヘアにするためにブリーチを何度も行う場合は、髪が傷むので注意が必要です。
髪へのダメージに悩む方へおすすめの白髪染めは以下の記事にまとめています。

【2023年】白髪染めは髪にダメージがある?傷まない白髪染め10選をご紹介!
白髪染めを選ぶ上で「髪へのダメージ」は誰もが抱える大きな悩みの1つだと思います。髪が傷みにくく、安心して白髪染めができる商品を選びましょう。私がオススメする「髪が傷みにくい白髪染め」をまとめました。

時間や費用が節約できる

白髪染めを高頻度で使用していた方にとっては、白髪染めに使う時間や費用が節約できるのも非常に嬉しいポイントです。
ただし、グレイヘアに変えるためにカラーリングしたり髪や頭皮のケアをしたりするには時間や費用がかかります。
白髪染めを使ったままの状態とグレイヘアに変えた後、どちらがお得かよく考えてみましょう。

グレイヘアのデメリット

グレイヘアのデメリット

グレイヘアにはデメリットとして、白髪染めをしていた時や黒髪だった時より見栄えが劣る可能性があることが挙げられます。
グレイヘアに変えることで、どのように見えるのかを知っておきましょう。

似合う・似合わないがハッキリ分かれる

白髪の状態や量にもよりますが、グレイヘアは人によって似合う・似合わないがハッキリ分かれます。
白髪をしっかり残したグレイヘアは自然体に見える反面、白髪のせいで老けた印象を受けるのも事実です。
また、ボサボサ白髪の状態だと全体が汚く見える場合もあるため、グレイヘアにするのであればスタイリング剤はしっかりとしなければいけません。
最低でも3カ月に1回程度はサロンでカットし、髪を整えることをおすすめします。

しっかりケアしないとキレイに見えない

グレイヘアにするのであれば、こまめに整えなければキレイな状態が維持できません。
白髪は黒髪に比べて水分が少ないため艶が失われやすく、ケアを怠ると元気のない老けた印象を与える場合が多いです。
さらにパサパサした白髪は、うねりや縮れ毛につながりやすくなります。
美しく若々しいグレイヘアをキープするには、艶を与えるケアを忘れないようにしましょう。

艶のあるキレイなグレイヘアを維持するには?

艶のあるキレイなグレイヘアを維持するには

艶のある美しい状態のグレイヘアを維持するには、黒髪以上にしっかりしたケアが必要です。
年齢を重ねるごとに髪の艶は失われがちですが、正しいケアをすれば艶めくキレイなグレイヘアを維持できます。
美しいグレイヘアで若々しい印象を与えるために、以下のポイントを押さえましょう。
白髪の艶出し方法については、こちらの記事でも詳しく解説しているのでご覧ください。

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オイルトリートメントでケアする

白髪に艶がないのは、油分が足りずに乾燥しているためです。
髪や頭皮になじみやすく、油分を補給できるオイルトリートメントでケアすると艶めく髪に仕上がります。
オイル系のトリートメントは、テクスチャーの重さに種類があります。
細く猫毛であれば軽めのオイルを、ごわごわして広がりやすい白髪であれば重めテクスチャーのトリートメントを使いましょう。
トリートメントは、ブラッシング前や洗髪後に付けるとヘアケア効果がアップします。

カラーシャンプーやカラートリートメントでケア

キレイなグレイヘアというのは、白髪のシルバーが常に美しくなければ成立しません。
白髪は艶を失いやすいだけではなく、メラニン色素の影響で黄みが強く、髪のタンパク質が紫外線にあたって酸化されることでさらに黄ばみやすいのが特徴です。
キレイなシルバーを維持するためには、同色のシルバーや補色である紫のカラーシャンプー・カラートリートメントで定期的に黄ばみ取りをすることをおすすめします。

ドライヤーは短時間で乾かす

髪は濡れたまま放置してはいけません。
お風呂上がりはタオルでしっかり水分を拭き取り、すぐにドライヤーをかけましょう。
濡れた髪はキューティクルが開いているため、乾かす時間が長いと髪の水分が蒸発して艶を失います。
短時間で一気に乾かし、キューティクルを整えて閉じることで、艶のある髪を維持しましょう。
熱風で乾かした後に冷風を当てると、さらに艶が出て美しい仕上がりになります。

丁寧にブラッシングする

自然な状態の髪に艶を出すためには、丁寧なブラッシングを心がけましょう。
髪の根元から毛先に向かってブラッシングすることでキューティクルが整い、髪の表面に当たる光の反射が均一になるため、艶めいて見えるようになります。
ブラッシングによって頭皮の油分・水分のバランスが良くなり、頭皮が健康になるというメリットもあるのでおすすめです。
髪は摩擦に弱いので、ブラッシングはできるだけ優しく短時間で行ってください。

ホルモンバランスを整える

女性ホルモンであるエストロゲンが減少することで、髪の艶も失われやすくなります。
エストロゲンは40歳を過ぎると分泌量が低下していくため、不足した分を補うケアとして、バランスの良い食事で栄養補給し、良質な睡眠で自立神経を整え、適度な運動で代謝と血流を良くすることでホルモンバランスを整えることが大切です。

頭皮ケアをしっかり行う

髪の土台である頭皮環境が良くないと白髪の艶が失われ、パサつきやうねりが目立つようになります。
放置したままだと髪の成長サイクルが乱れ、髪が細くなったりどんどん傷みやすくなったりと悪循環です。
頭皮はシャンプーやトリートメント、ヘアマスクなどを使って定期的にメンテナンスしましょう。
紫外線などの外部ダメージから頭皮を守る保護成分が配合されたアイテムを使うことをおすすめします。

キレイなグレイヘアを保つためのおすすめアイテム3選

ここからは、キレイで艶のあるグレイヘアを保つためのおすすめアイテムを紹介していきます。
髪の艶出しができるもの、黄ばみを取って美しい見栄えに整えるもの、頭皮環境を健やかに保てるものを紹介するので、白髪ケアに困っている方はぜひ参考にしてみてください。

PRIZE アンドパープル カラーシャンプー

プライズ アンドパープル 画像

紫色の色素が配合されたカラーシャンプーです。
白髪の黄ばみを軽減し、柔らかな印象の髪に仕上がります。
保湿性・保水性に優れる9種類のオーガニック、ハーブエキスが配合されており、頭皮と髪の健康を整える効果を併せ持つのも魅力です。
ノンシリコンシャンプーなので、使い続けることで髪がふんわり軽く、指通りの良い状態になっていきます。

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ダリヤ 銀艶 コンディショナー

ダリヤ 銀艶 画像

白髪のくすみや黄ばみを抑え、艶めくグレイヘアに導くカラーコンディショナーです。
シルバー系の色素が配合されており、白髪やグレイヘアの色ムラが整って美しい髪に仕上がります。
つばきオイルで髪表面に艶を与えるとともに、うねり防止成分やハリ・コシ成分によってボリュームのある健康的な髪になるのもポイントです。
白髪と黒髪の明るさのバランスを整えて自然なグレイに導くナチュラルグレイと、白髪のくすみや黄ばみを抑えてキレイな白髪に導くモダングレイの2種類が展開されています。

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木木と 彩:透明

木木と 透明 画像

髪や頭皮をケアして健康的な髪が生える土台をしっかり作るためにおすすめなのが、木木と。
透明なので髪色は変わりませんが、ヘナに含まれる有効成分ローソニアが髪のタンパク質と絡み付いてキューティクルを修復し、パサついた白髪の艶出し効果が期待できるます。
また、うねり毛の改善も期待できるでしょう。
頭皮クレンジング効果もあり、頭皮トラブルの原因になる汚れや毛穴に詰まった皮脂を分解して洗い流すため、健康的な頭皮に整えられるのもメリットです。

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まとめ

艶を失いやすい白髪に艶を与え、美しく見せる方法について紹介してきました。
現在グレイヘアでキレイな状態にしたい方や、これからグレイヘアにすることを考えている方は、今回解説した艶出し方法やおすすめアイテムをぜひチェックして、キレイな白髪を創り上げてください。

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