【自宅で簡単】セルフパーマのやり方とコツを美容師が解説!

【自宅で簡単】セルフパーマのやり方とコツを美容師が解説! 白髪染めコラム
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美容室に通ってパーマをかけてもらうのは、思っているよりも費用がかかってしまいます。
そこでおすすめするのが、セルフパーマです。
セルフでパーマをかければ、費用を大幅に抑えながらご自身の理想のパーマを実現できるでしょう。
この記事では、セルフパーマのやり方やコツを中心に解説しています。

市販品でセルフパーマするメリット

市販品でセルフパーマするメリット

「美容室でパーマできるのに、市販品でセルフパーマする意味はあるの?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。
ここでは、セルフパーマのメリットを3点ご紹介しますので、ご自身のニーズと照らし合わせながらご覧ください。

慣れれば短時間で完成する

タイムパフォーマンスを重視する方には、セルフパーマが最適です。
初めて挑戦する際は説明書やガイドと首っ引きでパーマをかけるかもしれませんが、数回行うだけでセルフパーマをかけること自体には慣れてしまうので、抵抗感は薄れていくでしょう。
美容室でのパーマは2時間程度かかりますが、セルフパーマに慣れると1時間程度で工程が終了します。
経験とともに手際が良くなり、時間を節約できることがセルフパーマの大きな魅力と言えるでしょう。

調節しやすい

セルフパーマの一番の魅力は、ご自身の理想に合わせた調節が自由にできる点です。
細かいカールを求めるか、ふんわりとした優しいウェーブにするか、その決定権は全て自分にあります。
美容室では決められたスタイルに沿うしかない場合もありますが、セルフパーマならその限りではありません。
感性と技術次第で、自由にヘアスタイルを演出できます。
これはオリジナルのスタイルを追求する方にとって、大きな利点となるでしょう。

費用を抑えられる

お財布に優しい点は、セルフパーマの非常に大きなメリットです。
美容院でのパーマは通常5,000~7,000円程度かかりますが、セルフパーマの費用はたったの1000円以下で済みます。
お洒落を楽しめる上、経済的な負担も感じにくいのが、セルフパーマの魅力です。

市販品でセルフパーマするデメリット

市販品でセルフパーマするデメリット

セルフパーマには優れた点が多くありますが、一方でデメリットも存在します。
ここではセルフパーマの主なデメリットを2点ご紹介しますので、利用の判断材料にしましょう。

イメージ通りに仕上げるまでには時間と努力を要する

数回セルフパーマを行えばその工程には慣れますが、美容師のようにイメージ通りに仕上げるには、さらなる努力を要します。
わずかな巻き方の違いが仕上がりに大きく影響するパーマですが、とくに髪をロッドに巻く際は前面だけでなく自分からは直接見えない後ろや側面も一人で行うため、初めはうまく仕上がらない場合がほとんどでしょう。
技術を習得するまでは多くの時間と努力を要し、毛束の量を調節しながら慎重にパーマを巻いていくことが求められます。
しかし、練習を重ねればスキルは確実に向上するでしょう。

失敗する可能性がある

セルフパーマは、失敗のリスクを無視できません。
とくに、ロッドへの髪の巻き付けやパーマ液の反応時間のコントロールは難度が高いです。
これらに失敗するとパーマの仕上がりが均一にならない可能性があります。
また、液の反応時間を過度に伸ばすとカールが強くなり、自然な印象を損なう危険性があるのです。
失敗を避けるためには、事前の計画と練習が不可欠でしょう。

セルフパーマに必要な物

セルフパーマに必要な物

セルフパーマには必要な道具がいくつか存在します。
ここで紹介する道具をそろえることで自宅でも本格的なパーマが実現できますので、一つずつ確認していきましょう。

パーマ液

パーマ液は、セルフパーマの必需品です。
購入は容易であり、一般的にはドラッグストアや大型スーパー、インターネットなどで手に入ります。
タイプは、全体用と部分用の二つがあり、全体用は約1,000円、部分用は約500円で入手可能です。
髪の長さとパーマをかけたい範囲によって選びましょう。
さらに、パーマ液にはそれぞれ異なる性質があるため、購入前には確認が必要です。

ロッド

パーマを作るには、ロッドが必須です。
ロッドとは、パーマをかける際に髪を巻きつける棒のことを指します。
太さや大きさがさまざまあり、細いロッドを使えば細かいウェーブがかかり、太いロッドを使えばふんわりとしたパーマになるのです。
ロッドの価格を抑えたい方は、100円ショップなどでも販売されているので検討してみてください。

ペーパー

セルフパーマの重要な工程であるロッドへの髪の巻き付けには、ペーパーを使用します。
ペーパーは巻き付ける役割以外にも、液剤を浸透しやすくさせる役割もあるので必ず用意しましょう。
ペーパーの主な種類は、ウレタンタイプと紙タイプの2種類です。
ウレタンタイプは何度でも使用できる利点はあるものの、初心者に対しては扱いやすい紙タイプが推奨されます。
紙タイプはドラッグストアや大型スーパーなどでの取り扱いが少ないため、インターネットでの購入が便利です。

輪ゴム

輪ゴムはロッドとセットになっている場合もありますが、別売りであれば必ず用意しましょう。
これは、髪をロッドに巻き付け、その状態を固定するために使用します。
さらに、輪ゴムはタオルを巻き付けた際の固定にも使用でき、服がパーマ液で汚れるのを防げるのです。
そのため、ロッドの数以上に輪ゴムを準備しておくことをおすすめします。

霧吹き

髪はロッドに巻く前に濡らす必要があるため、霧吹きが欠かせません。
全体を一度に濡らす方法もありますが、時間が経つと乾いてしまう可能性があるので注意が必要です。
そこで、霧吹きが重要な役割を果たします。
髪をロッドに巻く際には時間がかかるため、霧吹きで適宜髪を濡らし、乾きを防ぎましょう。

コーム

セルフパーマをする際は、ロッドに巻く前にコームで髪を整えることで、均一にパーマをかけられます。
コームの中でも、細かい目のリングコームがおすすめです。
高価なコームを求める必要はなく、100円ショップで売られているものでもまったく問題ありません。

ピン

セルフパーマにおいてピンは重要な役割を果たします。
おすすめはスティックピンですが、これはパーマをかける際に輪ゴムの跡が髪に付かないようにするために使用するのです。
具体的には、ロッドに巻いた髪と輪ゴムの間に挟んで使います。
さらに、ピンは全体のロッドのバランスを保ち、パーマが均一にかかるようにサポートする役割も担っているのです。
通常、1本のピンでロッド2~3本分を固定できるため、10本程度のピンがあれば十分と言えるでしょう。

タオル

タオルはパーマ液が垂れてくるのを防ぎ、首や肩、顔などを保護するために使用します。
パーマをかける間、液体の漏れを確実に受け止めるため、タオルは厚めのものが最適です。
また、パーマ液を拭ったり必要に応じて交換したりすることを考慮し、事前に3~4枚程度のタオルを用意しましょう。

ラップ

ラップは、頭部を包み込むことでパーマ液の乾燥を防ぐヘアキャップの役割を果たします。
パーマ液が乾燥するとその濃度が高くなり、髪への負担が増す可能性があるため、パーマ液を塗布した後、大きめのラップを軽く頭に巻きつけて保温や保湿をするのです。
ただし、例えば風呂場のような湿度が高い場所でパーマをかけるのであれば、ラップを使用しなくてもパーマができます。

セルフパーマのかけ方

セルフパーマのかけ方

ここでは具体的なパーマのかけ方をご紹介します。
ご自宅での挑戦に必要なステップを事前に知っておくことで、スムーズに美しいパーマを完成させられるでしょう。

①ロッドを巻く

ロッドを巻くステップは、セルフパーマの基礎です。
霧吹きで髪を湿らせた後に適当な毛束をつかみ、ロッドに巻き付けていきましょう。
ペーパーを途中で挟みながら、全体が均一になるようバランス良く巻き続けます。
美しいパーマにするために、この作業は丁寧に行いましょう。

②ピンをしてターバンを巻く

ロッドを巻いた後、スティックピンをゴムに挿し、髪にゴム跡が付かないようにします。
次に、パーマ液塗布前にターバンを巻き、結び目を輪ゴムでしっかりと固定しましょう。

③1剤を塗布する

ロッドにパーマ液の1剤を塗布します。
ただし、液の反応時間は製品により異なりますので、必ず事前に確認しましょう。
一定時間経過後、パーマの状態をチェックするために途中で1本のロッドを外し、さらなる放置時間が必要かを判断します。

④洗い流す

ロッドから一本ずつ外し、ターバンを解きます。
その後、1剤を洗い流すためにシャワーを使用しますが、注意すべきことはロッドが外れないように弱い水流で慎重にすすぐことです。
すすぎ終わったら、タオルでロッドを軽く押さえて水分を取り除きます。

⑤2剤を塗布する

ターバンを再度巻いた後、2剤を髪全体に塗りましょう。
このとき、1剤とは違い、2回に分けて塗布します。
中断して洗い流す必要はありません。

⑥洗い流し、乾かす

一定時間経過後、シャンプーで2剤を丁寧に洗い流します。
ドライヤーを使って髪を乾燥させると、パーマは完成です。
この段階でしっかり乾燥させることで、カールがきちんと定着します。

セルフパーマについてのよくある質問

セルフパーマについてのよくある質問

ここでは、セルフパーマについて頻繁に挙げられる疑問点を取り上げます。
これらの情報が、自宅でのパーマ作りをスムーズに行うための一助となることでしょう。

ヘアカラー(白髪染め)とセルフパーマ、同時にやっても大丈夫?

市販のパーマ液やカラーリング剤は一般的に強力であり、髪に大きなダメージを与えます。
とくに最近の市販パーマ液は美容室で使用するものよりも濃度が高いため、髪質や状態によっては大きなダメージとなるでしょう。
どうしても白髪染めとパーマを両方行いたい場合、髪のダメージを少しでも軽減するために最低でも1週間、できれば2~3週間程度は間を空けることをおすすめします。
ヘアカラー(白髪染め)とパーマの同時施術について、さらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。

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パーマと同時に使用できるヘアカラー(白髪染め)はないの?

パーマと同時に使用可能なヘアカラーも存在します。
その中でも、髪への負担を抑える化粧品タイプのカラートリートメントやヘナカラーが有効です。
カラートリートメントは、髪へのダメージとなるアルカリ剤や過酸化水素が含まれていません。
また、ヘナカラーは植物の染料を使うため、髪や頭皮への刺激が少ないです。
これらの商品を利用すれば、髪への負担を最小限に抑えながら、パーマとカラーリングを同時に行うことが可能になります。
髪や頭皮への負担が少ないヘアカラーや白髪染めについて、こちらの記事でおすすめの10種類をご紹介していますので、ぜひご覧ください。

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セルフパーマでツイストはできる?

セルフパーマでツイストは可能ですが、一般的なパーマとは異なる手法を要します。
ツイストパーマではロッドを使用せず、髪を根元からねじり、それを指に巻き付けてピンで固定します。
これは、細かい作業が求められ、時間が長くかかる場合が多いのです。
そのため、ツイストパーマを試す際は手間と時間を惜しまず、ゆっくりと丁寧に進めましょう。

レディースのスパイラルパーマはセルフでできる?巻き方は?

セルフでレディースのスパイラルパーマをすることは可能です。
ロッドに髪をらせん状に巻きつけ、パーマ液でセットする方法が一般的です。
また、スパイラルパーマにはツイストスパイラルパーマと針金パーマの2種類があります。
ちなみに、パーマ液を使わずに「コテ」で再現することも可能です。
髪をコテに2回巻いて挟み、そのまま毛先方向に滑らせます。
毛先まで同様に繰り返し、全て巻き終わったら手ぐしで髪をほぐしましょう。

まとめ

セルフパーマは短時間での完成と調節の自由度、さらに費用の節約も可能な点が魅力的です。
ただし、慣れるまで時間と手間がかかることや、失敗する可能性があることも否めません。
セルフパーマの成功には練習と正確な知識が鍵となります。
この記事を参考に、美しいパーマを手に入れましょう。

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