白髪染めシャンプーの特徴と効果とは?メリット・デメリット・選び方を解説

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白髪染めシャンプーは使う度に白髪が染まるシャンプーですが、「本当に染まるのかな?」「買っても無駄遣いにならないか心配!」という方も多いのではないでしょうか。
今回は、これから白髪染めシャンプーを使いたい方のために、白髪染めシャンプーの特徴と、メリットとデメリット、選ぶときのポイントなどについて詳しく解説していきます。

白髪染シャンプーの特徴

初めて白髪染めシャンプーを使う方のために、まずは白髪染めシャンプーの特徴をご紹介いたします。
白髪染めシャンプーの主な特徴は、次の2つです。

気軽に使える

市販の白髪染め剤、ヘアマニキュアヘナなどは、白髪だけでなく肌や爪についてしまうと着色してしまい、数日落ちないこともあり、肌荒れの原因にもなります。
衣類や床が汚れる可能性もあるので、汚れを防止するための対策が必要です。
白髪染めをする際に必要となるアイテムには、次のようなものがあります。

ケープ 白髪染め剤が衣服につくのを防ぐ
ワセリン 顔まわりに塗って肌荒れを防ぐ
手袋 白髪染め剤を塗布するために使う

市販の白髪染めでは、準備や後片付けに時間がかかるので、 忙しい人にとっては負担になることもあります。
白髪染めシャンプーは普段のヘアケアと同じなので、特別なアイテムを揃える必要がなく、気軽に白髪染めができるのが魅力です。

安全性が高い

特に1剤と2剤を混合して使用するタイプの白髪染め剤には様々な化学物質が配合されているので、使用後に肌荒れやかゆみ、赤みなどのアレルギー反応が出るリスクがあります。
そもそも、市販の白髪染め剤は規制と承認審査がある「医薬部外品」ですが、白髪染めシャンプーは「化粧品登録」でパッチテストが不要で安全性が高いです。

市販の白髪染めと白髪染めシャンプーの安全性の違い

白髪染めシャンプーを選ぶ方は、肌や環境への影響を重視されている方が多いのではないでしょうか。
白髪染めシャンプーの特徴のひとつ、「安全性」についてさらに理解を深めていただくために、ここでは、市販の白髪染め剤と白髪染めシャンプーに含まれている成分の違いについて解説いたします。

市販の白髪染め

市販の白髪染め剤は使用すると必ずしもアレルギー反応が出るというわけではありませんが、化学物質が含まれているものが多いので取り扱いに注意が必要です。
白髪染め剤に含まれている化学物質でよく知られているのが「アルカリ剤」と「ジアミン」で、それぞれが肌に与える影響は次のとおりです。

アルカリ剤 白髪染め剤のツンとしたニオイの正体は、このアルカリ剤です。
皮膚や髪の毛のタンパク質を溶かすので、頭皮や皮膚につくと肌荒れの原因になります。
ジアミン 毒性が強いため、とくに注意が必要です。
ジアミンはアレルギーの原因となり、敏感肌の方はかゆみ、痛み、発疹、腫れなど症状が出ることがあります。

この他、白髪染めによるアレルギーに関してより詳しく紹介したコラムがありますので、気になる方は是非ご覧ください。

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白髪染めシャンプー

白髪染めシャンプーは、アレルギーや肌荒れの原因となるアルカリ剤とジアミンが含まれていないので、安全性が高いといえるでしょう。
その証拠として、市販の白髪染め剤で白髪染めをする際はパッチテストが必要で、使用する際も手袋を着用します。
一方、白髪染めシャンプーは、体に害がないので、洗った後はそのまま流すことが可能。
ただし、アレルギーの原因は人によって異なるので、敏感肌の方は白髪染めシャンプーでも購入する際は、成分の確認が必要です。

白髪染めシャンプーの効果と染まる仕組み

白髪染めのシャンプーの安全性が高くても、結局のところ白髪を綺麗に隠すことができるのか気になるところかと思います。
ここでは白髪染めシャンプーの効果を知っていただくために、白髪染めシャンプーが染まる仕組みを市販の白髪染め剤と比較してみてみましょう。
 

白髪染めシャンプーが染まる仕組み

市販の白髪染め剤は、アルカリ剤でキューティクルを開き、内側に染料を浸透させて髪の内側から染めていきます。
一方、白髪染めシャンプーは、白髪染めシャンプーに含まれている染料が洗う度に髪の毛に付着し、髪の表面が徐々に着色していきます。
つまり、両者の違いは内側から染めていくのか、表面を染めていくかの違いといえるでしょう。

白髪染めとしての効果は?

市販の白髪染め剤は髪の内側から染めるだけでなく、発色と着色に優れたジアミンが配合されているので、一度で綺麗に染め上げることができます。
白髪染めシャンプーは徐々に染めていくため、一度で白髪を隠すことはできません。
白髪染めシャンプーを使って白髪を隠すためには毎日使い続けることがポイントになるので、1回あたりの染色力で比較すると効果は薄いといえるでしょう。
白髪染め剤としての効果は薄いですが、白髪染め剤に含まれている美容成分によっては、美容効果やトリートメント効果が期待できます。
市販の白髪染めシャンプーは繰り返し使うことで髪の毛を傷めてしまうことが多いので、この点においては、市販の白髪染めよりも白髪染めシャンプーの方が優れています。

白髪染めシャンプーのメリット4つ

白髪染めシャンプーは安全性が高く、敏感肌の方やアレルギー体質の方が安心して使えるだけでなく、白髪染めシャンプーに切り替えることで得られるメリットも多いです。
白髪染めシャンプーの主なメリットは、次の4つです。

自宅で簡単に染まる

市販の白髪染め剤は綺麗に染まり色持ちが良いといわれていますが、あくまでも上手に白髪染めができた場合です。
白髪染めは慣れないとうまく白髪染め剤が塗れないので、色ムラができたりすぐに色落ちしてしまったりするので、注意が必要です。
白髪染めシャンプーは普段のシャンプーと同様に髪の毛を洗うだけなので、高い技術は必要ありません。
初めての人でもバスタイムを使って、簡単に染めることができます。

好きなタイミングで使えるから継続しやすい

髪の毛は伸びるので、一度白髪染めをすれば良いというわけではなく、定期的に白髪染めをしなくてはいけません。
白髪染め剤を塗布したら、そのまま放置しなくてはいけないので、美容室で白髪染めをしてもらうとなると、移動時間も含めてかなりの時間が必要です。
セルフで行う場合も準備と後片付けが必要なので、ある程度の時間を確保してからではないと白髪染めができないことも多いでしょう。
一方、白髪染めシャンプーは、自宅でいつものお風呂の時間にできる上、白髪染め剤のようにツンとした臭いもしないので、小さなお子さんやペットがいるご家庭でも、好きなタイミングで使うことができます。
美容院の予約や白髪染めの準備も必要ないかたこそ、使いつづけやすいです。

周囲にバレにくい

白髪があると老けて見られるので、「白髪がある姿を他人にみられたくない」という方も多い一方で、白髪染めをしたということを知られたくないという人も多いのではないでしょうか。
白髪染めシャンプーであれば徐々に白髪が目立たなくなっていくので、白髪染めをしていることが分かりづらいです。
市販の白髪染め剤は染毛力と即効性が強みですが、その分白髪染めをしたことがすぐに分かることがデメリット。
しかも、白髪染め剤のカラーを選び間違えてしまったり、放置時間を間違えて濃く染まりすぎてしまったりすると、白髪染めに失敗したことまで周囲にバレてしまいます。

髪を傷めずに染められる

白髪染め剤に使われているジアミンとアルカリ剤は、肌荒れやアレルギーの原因になるだけでなく、髪の毛も傷めます。
白髪染めは定期的に行わなくてはいけないため、最初は良くても次第に髪の毛のパサつきや切れ毛に悩まされてしまうことが多いです。
さらに、思っていたような色にならなかった、色むらができてしまった場合、再度白髪染めをすることになります。
明るい色を暗い色に染め直すこと比較的簡単ですが、黒く染まりすぎた場合には、 色を抜くためにブリーチが必要となり、髪へのダメージがより大きいです。
このように、市販の白髪染め剤を使った白髪染めに失敗したら、上手く染まらなくても染まりすぎても、 髪の毛をさらに傷めることになります。

白髪染めシャンプーのデメリット4つ

白髪染めシャンプーの主なデメリットは、次の4つです。

即効性に乏しい

市販の白髪染め剤を使えば、一度の白髪染めで白髪を隠すことができますが、白髪染めシャンプーは徐々に髪の毛に色がつくので、即効性は乏しいです。
そのため、急なお出かけやパーティーなどの白髪対策には向きません。
白髪染めシャンプーを使いたいけれど、直近のお出かけには間に合わせたい方は、一度市販の白髪染め剤で白髪染めをし、そのあと色持ちをキープするために白髪染めシャンプーを使うと良いです。

キープ力が低い

市販の白髪染め剤であれば、白髪染めをしてから約1ヶ月は綺麗な状態を保てます。
白髪染めシャンプーは色がつくのに時間が必要なのにもかかわらず、キープ力も低いので、使わなくなればすぐに色が落ちし始めます。
商品によってキープ力は異なり、持続期間は通常10日から2週間ですが、使い始めの約10日間は毎日使うことをオススメしている商品が多いです。
約10日使い続けた後は週に1回の頻度で色を保てますが、週に1回使う日を決めて定期的に使用するのは面倒という方には向いていないかもしれません。

根元まで綺麗には染まらない

白髪染めシャンプーは、「髪の毛が傷んでいる箇所の方が、染料が付着しやすく、よく染まる」という性質があります。
髪の毛は、新しく生えてきた根元が最も状態が良く毛先にいくにつれて状態が悪くなるので、毛先は染まっても根本まで綺麗に染まらないことが多いです。
そういった意味では、白髪染めシャンプーで伸びてきた根元だけを染めるリタッチには向きません。

安い白髪染めシャンプーを見つけるのが難しい

美容院で白髪染めをする際はシャンプーとカットも依頼することも多いため、1回にかかる費用は5,000円から1万円ぐらいになってしまいます。
白髪染めシャンプーはポンプタイプを一度購入すれば、2ヶ月から3ヶ月は使えるので、美容院と比較すれば大変経済的です。
しかし、市販の白髪染め剤は安い商品であれば数百円で購入できます。
白髪染めシャンプーのポンプタイプだと安くて2,000円、高い商品になると5,000円以上しますので、市販の白髪染めと比較するとコストが高いです。
しかも、白髪染め剤と比較すると白髪染めシャンプーの商品の数は少ないので、好みの色の白髪染めシャンプーを見つけにくいかもしれません。

白髪染めシャンプーの選び方

初めて白髪染めシャンプーを購入する方は、どれを選んだら良いか悩まれ方が多いです。
そのようなときは、以下の点に注目して白髪染めシャンプーを比較し、ご自身に合った商品を選んでみてください。

染まりやすさで選ぶ

すぐに効果が出ない白髪染めシャンプーであることは分かっていても、できるだけ染毛力が高い商品を選ぶなら、染料の種類をチェックしてください。
白髪染めシャンプーに使われている染料の種類は主に「HC染料」「塩基性染料」「天然染料」の3つで、 それぞれの特徴は次のとおりです。

HC染料 髪の内側に浸透しやすい性質がありますが、吸着力が低いです。
塩基性染料 染まりやすく落ちやすい特徴があり、肌に吸収されにくいので安全性も優れています。
天然染料 自然由来の染料なので安全性が高いです。ヘナやシャリンバイなどが使われていることが多いです。

安全性を重視するなら「天然染料」がオススメです。
染まりやすさで選ぶなら「塩基性染料」と「HC染料」が含まれているか、それぞれの弱点を補えるように「塩基性染料」と「HC染料」の両方が配合されている白髪染めシャンプーを選びましょう。

洗浄力で選ぶ

白髪染めシャンプーに洗浄力がないと、汚れが綺麗に落ちません。
反対に洗浄力がありすぎると、頭皮がダメージを受け頭皮環境が悪化してしまいます。
頭皮環境が悪化すると薄毛、フケ、悪臭などの原因となるので、白髪染めが目的でも洗浄力も重視して選んでおくと安心です。
白髪染めシャンプーに含まれている成分によって、髪の毛の洗い上がり違ってきます。
成分の特徴を理解し、髪質や頭皮の状態に合わせて選んでみてください。
シャンプーに含まれている成分と、それぞれの特徴は次のとおりです。

アミノ酸系 泡立ちや洗浄力は劣りますが、弱酸性で刺激が少なく髪を保護する働きがあるので、敏感肌の方やダメージケアの方にオススメです。
ベタイン系 洗浄力は期待できませんが、白髪を染める効果が高いです。
酸性石けん系 頭髪には優しい成分ですが、洗浄力によって色素落ちしてしまう可能性があります。
高級アルコール系
(ラウレス硫酸Na/ラウリル硫酸Na)
洗浄力はありますが、白髪染めには向きません。

トリートメント効果で選ぶ

トリートメント効果に優れた白髪染めシャンプーで洗うと、洗い上がりがしっとりとして、ゴワゴワしたり髪の毛がパサついたりすることがありません。
白髪染めと同時にヘアケアを行いたいという方は、白髪染めシャンプーに含まれている美容成分をチェックしてください。
白髪染めシャンプーに含まれている主な美容成分と、それぞれの効果は次のとおりです。

リシリコンブエキス/カゴメエキス 髪にハリとコシを与える
ヘナ/加水分解ケラチン/加水分解シルク 髪のダメージケアをする
セラミド/リピジュア 髪にうるおいを与える
ヘマチン/メリタン メラニン色素を増やし髪の毛を黒く艶のある髪に導く
ヘナ 頭皮環境を整え抜け毛を防ぎ、育毛を促進する

口コミでの白髪染めシャンプーの評判

白髪染めシャンプーの口コミを見てみると、白髪染めシャンプーに変えることで「髪の毛に潤いが戻った」「髪の毛がつやつやになった」と実感する人が多いです。
しかし、肝心な染め上がりについては、「全く染まらない」「がっかりした」というコメントも少なくありません。
安全性を重視して白髪染め剤を選ぶのであれば、植物由来で安全性が高く、一度の白髪染めで白髪を隠せるヘナを使ってみてはいかがでしょうか。
髪にも地肌にも優しい上、二度染めなしで綺麗に染まるので、安心して使える白髪染め剤をお探しの方はぜひお試しください。

まとめ

女性の髪に関する悩みは白髪だけではありません。
歳とともに髪の量が減ったりボリュームがなくなったりしてしまうので、安全性も重視して白髪染め選ぶことも大切です。
白髪染めシャンプーは即効性には乏しいものの、市販の白髪染め剤のように1度で綺麗に染めることはできませんが、どなたでも安心して使える商品です。
もし安全性を重視して白髪染め剤を選びたい、けれど一度で綺麗に染めたいというなら、植物由来のヘナもオススメです。
白髪染めシャンプーの原料にもなることがあるヘナについて詳しく知りたい方はこちらもご覧ください。

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