カラーシャンプーの使用方法と種類ごとの効果について解説!

カラーシャンプーの使用方法と種類ごとの効果について解説! 白髪染めコラム
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せっかく髪を染めたのに、想像以上に色が早く落ちた経験はありませんか?
そこで有効なのが、カラーシャンプーです。
カラーシャンプーを使用することで、色持ちが格段に良くなります。
では、カラーシャンプーはどのように使用し、どんなものを選べば良いのでしょうか。
この記事では、カラーシャンプーについて、使用方法と種類ごとの効果を中心に解説しています。

カラーシャンプーとは

カラーシャンプーは、染めた後の色を維持するためのカラー染料を含んだシャンプーです。
カラー後のヘアケアとして利用され、色落ちを防止したり、黄ばみや赤みを和らげたりするためにも役立ちます。
さらに、定期的に使い続けることで髪自体に色を入れる役割も果たすのです。

カラーシャンプーの選び方

カラーシャンプーの選び方

カラーシャンプーは、維持したい色や理想の色、配合成分、洗浄力の観点から選ぶことが重要です。
これらをバランス良く考えて選べば、あなたにピッタリのカラーシャンプーが見つかります。
それぞれ詳しく見ていきましょう。

維持したい色や理想の色で選ぶ

色選びがカラーシャンプーの基本です。
理想の髪色や維持したい色味が明確であれば、選ぶべきカラーシャンプーも自ずと絞り込まれます。
反対に、自分の髪色と合わないカラーシャンプーを選ぶと、思い描いた色へは近づけません。
さまざまなカラーシャンプーがある中から、自分の髪色に最も適したものを探すことが成功へのカギとなります。

配合成分で選ぶ

配合成分にこだわってシャンプー選びをすることも大事なポイントです。
以下の成分が入っていると良いでしょう。

  • シリコーン
  • PPT
  • 加水分解シルク
  • 加水分解コラーゲン
  • シア脂
  • 椿オイル

これらは髪を保湿し、キューティクルを整える役割を果たします。
髪のキューティクルは髪の最外部にある保護膜のようなもので、これを整えてくれる成分が含まれたシャンプーを選べば、髪の保護とともに色落ち防止につながるのです。
もしキューティクルが傷付いたり剥がれてしまったりすると、色が落ちやすくなります。
髪がパサパサになってしまう原因や対策について詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。

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洗浄力で選ぶ

洗浄力の強さは、カラーシャンプー選びにおいて重要なポイントと言えるでしょう。
洗浄力が高いと髪が乾燥しやすくなり、カラーも流れやすくなってしまいます。
つまり、髪色の持ちを良くするためには、洗浄力の強さを適度に抑えたシャンプーを選ぶべきなのです。
洗浄力は、成分表を確認すれば簡単に判断できます。
以下の成分は洗浄力が強いので、注意しましょう。

系統 成分表記
高級アルコール系 ラウレス ラウリル
石けん系 石けん 脂肪酸

カラーシャンプーの使用方法

カラーシャンプーの使用方法

カラーシャンプーの使用前に使い方を把握しておくことで、より効果的に使用できるでしょう。
ここでは、カラーシャンプーの使用方法について解説します。
実際にシャンプーをする前に一読しておきましょう。

洗い方

カラーシャンプーの洗い方は、基本的には通常のシャンプーとほとんど同じですが、色を保つために一工夫するとより効果的です。
ここでは3つの段階に分けて洗い方を説明します

①十分に予洗いする

カラーシャンプーの効果を最大化するためには予洗いが重要です。
まずはお湯だけで頭皮の汚れを十分に洗い落としましょう。
38~40度のぬるま湯が最適です。
シャワーを頭皮に当てながら、頭皮全体を丁寧にすすぎます。

②しっかりと泡立てる

カラーシャンプーの効果を高めるためには、しっかりと泡立てることが必要です。
カラーシャンプーは一部泡立ちにくいものも存在するため、通常よりも少し多めに手に取りましょう。
シャンプーと水と空気を一緒に混ぜるイメージで泡立てます。

③泡でパックしながら放置する

カラーシャンプーの色を髪に染み込ませるために、泡で頭全体を包み込むようにして5分ほど放置します。
放置時間はシャンプーによって異なるため、詳しくは容器の説明を参照しましょう。
色を濃くしたい場合は、長めの時間放置することも一つの手です。
ただし、紫やシルバーシャンプーは適度な放置時間を守らないと、色が強く出過ぎてしまう可能性があります。
最後に、シャンプーを丁寧に洗い流し、トリートメントも忘れないようにしましょう。

頻度

カラーシャンプーの使用頻度は、一般的にヘアカラー後の1週間は毎日、その後は2〜3日に1回ほどがおすすめです。
ただし、ヘアカラー直後の24時間に関してはカラーが落ちやすいので、シャンプーをしない方が良いでしょう。
しかし、頻度はあなたの好みや目指す髪色によって変わるので、色を濃く保ち続けたい方は、毎日の使用が効果的です。
一方、色の移り変わりを楽しむという視点であれば、2〜3日に1回の使用が適しています。
ヘアカラー(白髪染め)後のシャンプーのタイミングについては、こちらの記事をご覧ください。

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注意点

カラーシャンプー使用時の注意点として、必ずぬるま湯で洗髪することが挙げられます。
理由は、熱いお湯を使用すると色素が流れ出てしまう可能性があるからです。
また、泡立ちが悪い場合は、通常のシャンプーとカラーシャンプーを1:1の比率で混ぜる方法も存在します。
しかし、この方法は、色素が薄まり色の発色が悪くなるデメリットもあるので注意が必要です。

カラーシャンプーの種類と効果

カラーシャンプーの種類と効果

カラーシャンプーは多くの種類があり、それぞれ効果が異なります。
ここでは7種類のカラーシャンプーを紹介しますので、ご自身の髪色とイメージに合うものを探してみましょう。

カラーシャンプー①「ムラサキシャンプー」

「ムラサキシャンプー」は、とくに紫やアッシュ系の色、ハイトーンカラーの色持ち向上に効果的です。
黄色と反対の色相を持つこのシャンプーは、髪の黄ばみを抑え、色の鮮やかさを維持します。
ブリーチやカラーリングで髪が黄色くなりがちな方にとって、適したシャンプーです。
ただし、黄ばみ防止を主目的としているため、色素は薄い場合が多いと理解しておきましょう。

カラーシャンプー②「ブラウンシャンプー」

「ブラウンシャンプー」は髪色の維持だけでなく、色持ちの良さと傷みの見えにくさに特徴があるため、艶のある髪に見せてくれる役割を果たします。
ブラウンやハイトーンカラーだけでなく、多種多様な髪色に対応可能です。
黒髪や暗い色の髪を維持したい方、薄い茶色のミルクティーカラーを楽しみたい方に最適なアイテムでしょう。
また、隠したい白髪が少し出てきた方にもおすすめします。

カラーシャンプー③「ピンクシャンプー」

「ピンクシャンプー」は鮮やかなピンク色を長持ちさせるだけでなく、色が入りやすい特性からカラーチェンジにも適したシャンプーと言えます。
日本人の髪質はオレンジ色になりやすいため、ピンク色が落ちてオレンジ色になる前、つまり新しくピンク色のカラーリングをした直後から使い始めるのがおすすめです。
レッド系やピンク系、さらにアッシュ系の髪色にも対応しています。
ただし、ハイトーンの中でもピンク系には適していますが、ピンク以外のハイトーンの場合はピンク色が強く出てしまう可能性があるため、注意が必要です。

カラーシャンプー④「オレンジシャンプー」

「オレンジシャンプー」は、オレンジ系の色を長持ちさせたり、ハイトーンの人がオレンジに近い髪色に変えたりする場合におすすめです。
オレンジ系の髪色はもちろん、その他の色でも使用できます。
ただし、色が入りやすいという特性があるため注意が必要です。

カラーシャンプー⑤「ブルーシャンプー」

「ブルーシャンプー」は、ブルーベースの色や黒、暗い色に染めている場合や、アッシュのように青みを出したい方におすすめのアイテムです。
このシャンプーは色持ちを良くするだけでなく、赤みを抑える効果も期待できます。
黄ばみを抑えたい方は「ムラサキシャンプー」、ブルー系の色持ちをよくしたい方は「ブルーシャンプー」がおすすめです。

カラーシャンプー⑥「ブラックシャンプー」

「ブラックシャンプー」は、明るめの髪色から黒に切り替えた方に最適です。
髪色が明るい状態からの黒染めは色落ちしやすいですが、このシャンプーを使用することで色持ちが向上します。
しかし、単純に黒染めを目的とした場合には、あまり効果は見込めません。
つまり、ブラックシャンプーは黒染めの色持ちを良くしたい場合には適していますが、黒髪へのカラーチェンジのために使用するのは向いていないのです。

カラーシャンプー⑦「アッシュ・シルバーシャンプー」

「アッシュシャンプー」と「シルバーシャンプー」は、シルバーやアッシュ系の髪色に最適です。
このタイプのシャンプーは色持ちを向上させると同時に、赤みを和らげる効果もあります。
アッシュシャンプーは赤みの強い髪色をくすませるため、とくに青やグレー、アッシュ系の髪色に適しているでしょう。
シルバーシャンプーは黄色味や赤味を抑える力は弱いですが、髪をシルバーやグレー、くすんだ色合いにしたい場合に効果を発揮します。
ただし、ブリーチしていない暗い髪色には発色しません。

カラーシャンプーについてのよくある疑問

カラーシャンプーについてのよくある疑問

カラーシャンプーの使用を検討していくと、パッケージを見るだけでは解決できない疑問が浮かぶかもしれません。
ここでは、カラーシャンプーを使用する上でよくある疑問について紹介します。
検討を進める際に、ぜひ参考にしてください。

カラーシャンプーは白髪にも使える?

使えますが、注意が必要です。
パッケージに「白髪に使用可能」などと明記されている商品は、白髪にも安心して使用できます。
しかし、白髪に鮮やかな色が付き過ぎる可能性があるでしょう。
そのため、白髪にはブラウンやグレー系のカラーシャンプーを選ぶのが良い選択です。
しかしながら、白髪の根元が伸びてくると色むらが目立つ可能性もあります。
全体的な白髪染めには、カラーシャンプーよりも白髪用のカラートリートメントや一般的な白髪染めを選んだ方が良いでしょう。

カラーシャンプーは次のカラーを入れる際に影響は出る?

影響が出る場合もあります。
カラーシャンプーの染料が髪に残っていると新たなカラー剤の浸透が妨げられ、その結果、思い通りの色に染まらない可能性が高まるのです。
新しいカラーへの変更を考えている場合、カラーリングの1週間前にはカラーシャンプーの使用を控えるべきでしょう。

カラーシャンプーを継続した場合、染めた色は何日で落ちる?

具体的な日数は選んだ色や商品によりますが、例えば、カラーシャンプーをしない場合はカラーが1週間しか持たないとすると、カラーシャンプーによってその期間が2〜3週間程度に延びます。
カラーシャンプーをしない場合の色が落ちる日数に数日から数週間加えると、色が落ちる時期がおおよそ想定できるでしょう。
ただし、カラーシャンプーに頼るだけでなく、そもそも色が落ちにくいヘアカラーや白髪染めを選ぶことも重要です。
色落ちしにくい白髪染めについて、こちらの記事で詳細に説明していますので、ぜひご覧ください。

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カラーシャンプー後にトリートメントは必要?

カラーシャンプーの主な機能は、髪を染めた後の色落ちを防ぐことです。
しかし、ヘアケア効果については、あまり期待できません。
したがって、髪をケアする場合は、カラーシャンプー後に、ヘアケア効果が高いトリートメントを使用することがおすすめです。
これにより、美しい色持ちと健康的な髪の両方を得られるでしょう。

まとめ

カラーシャンプーは、髪色を長持ちさせるために重要なアイテムです。
せっかく入れたキレイな色をあっという間に落としてしまわないように、ご自身に合った種類を選びましょう。
その際は、カラーシャンプーの選び方や使い方、種類ごとの効果について紹介したこの記事の情報を、ぜひご活用ください。
理想の髪色と髪の健康を両立し、美しい髪色を楽しみましょう。

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